コミックエッセイ:3姉妹DAYS
【思い返すと恐怖…!】平日昼間に奇妙な訪問者 家には娘と私だけ…【3姉妹DAYS Vol.4】
こんにちは! あん子です。
今回は私が人生で初めて経験した奇妙な出来事の話です。
長女がまだ幼稚園児だった頃。
今から10年ぐらい前だったと思います。
娘が幼稚園から帰宅した直後のことです。
ピンポーンと玄関のチャイムの音がなり、
娘が走って玄関のドアを開けてしまいました。
すぐに娘を追いかけましたが、
娘は玄関先で訪問者の話を聞いてしまっているようでした。
ゆうべ来た?
夕べは誰も来てないよ…
誰だろう…、と思いながらすぐに娘と代わると
そこには「郵便局の者です」と名乗る2人の男性が玄関の前に立っていました。
娘の聞き間違い!
「ゆう」しか合ってない。
直接郵便局員さんが2人で自宅に訪れることは初めてのことでした。
そして、この郵便局員さんとなんとも奇妙なやりとりが始まります。
「はじめまして! 私どもはここを管轄している郵便局員です。このたび、ご主人の定期預金の満期を迎えておりましたので、通帳を預けていただければお手続きしたいと思い訪問させていただきました」
というようなことを言われたと思います。
うぅん? どういうことだろう。
こんなことってあるものなの?
と思ったものの、
もしかしたら夫が独身時代、定期預金をかけていたのかもしれない。
わざわざ自宅まで来ていただいて、こんな丁寧なサービスするのか、郵便局! すごい! と能天気に思った当時の私を殴ってやりたい。
「そうなんですね!わざわざありがとうございます。夫の通帳を持ってきますね」
と伝え、部屋に戻り、夫の通帳を探すけれど、どこにあるのか分からない。
玄関に戻り「すいません。探してもよくわかりませんでした」と伝えました。
ただここで少し違和感を覚えたんです。
この人達、いっこうに名刺も渡さない。
よく見ると名札もしていない。
こんなことってあるのかな。
あっれぇぇ? なんか…怪しくない?
とは思ったものの、
「見つけ次第、直接、郵便局に通帳を持っていきますので。わざわざお越しいただいたのに申し訳ありません。ありがとうございます」
と伝えました。
ここで素直に帰っていただけると思いきや…