コミックエッセイ:ドイツDE親バカ絵日記
”トラクター愛”あふれる2歳児。外あそび中に見せた、驚きの想像力とは…!?【ドイツDE親バカ絵日記 Vol.20】
ウーマンエキサイトの皆さん、こんにちは!
ドイツで2歳のひとり息子を育てているぱん田ぱん太です。
皆さんのお子さんの中にも、「乗り物好き」な子は大勢いるのではないでしょうか。わが家の2歳児、フリッツ君もその中のひとりです。
では、なんの乗り物がお好みですか? 救急車? 消防車? パトカー? フリッツ君は…。
「トラクター」ひと筋なのです!
トラクターは、日本ではそこまで子どもに人気がない印象がありますが、ドイツでは男女問わず、子どもが好きな乗り物のひとつ。おもちゃはもちろん、子どもの雑貨や身に着けるもののモチーフとしても大人気です。
おしゃべりが上手になってきたフリッツ君は、トラクターについて隅々まで知りたがり、次々と質問を投げかけてきます。対する私は、乗り物の知識がなく勉強中なので、しどろもどろな答えになりがちです…。
ある日、外遊びに出かけた折のこと。外出自粛の影響で、最近は人気のない近所の広い野原くらいしか選択肢がありませんが、フリッツ君は楽しそうです。
この日は、草むらの中から伸びるバールのようなものが気になった様子。トラクターの煙突と形が似ているからでしょうか。
私もそれが何なのか分からず、観察していたら…。
突然、フリッツ君が絶望的な表情で叫びました。
謎の棒の前で、くずおれるフリッツ君。私には何が起きたんだか、さっぱり。フリッツ君がショックを受けている理由が分からず、少し考えて…そして気付きました。
そう、フリッツ君は
野原に伸びる煙突に似た棒を、トラクターの煙突だと勘違い。
どうやら、煙突の下にあるはずのトラクターが「土の中に埋められている」と思ったようなのです。
必死に誤解を解いて励ましてあげると、フリッツ君はなんとか納得してくれました。先入観を持たない子どもの想像力は、なんとまあ豊かなんでしょうか…!!
その豊かな想像力が今回のような絶望ではなく、できるだけ楽しく喜ばしい方向に働くよう、母として手助けしていきたいですね。
「ありがとう」あの頃のあなたがいるから今の私たちがいる【謎の痛みで救急外来に駆け込んだ話 Vol.65】