コミックエッセイ:ドイツDE親バカ絵日記
食べたことがないはずのアレが「おいしい」!? 2歳息子の記憶力に脱帽!【ドイツDE親バカ絵日記 Vol.23】
ウーマンエキサイトの皆さん、こんにちは!
ドイツで2歳の一人息子・フリッツ君を育てているぱん田ぱん太と申します。
本日は、フリッツ君のお気に入りの本を読んでいて驚かされたエピソードをご紹介します。
その本は、ジャングルや海、森、荒野など、場所別に生息する動物たちの写真と説明が載った、子ども向けの動物図鑑のような内容のものです。
ドイツの本なのですべてドイツ語ですが、フリッツ君はバイリンガル教育中なので、私が日本語に訳しながら読んであげています。
その中で「海」のページにいたのが、有名なちょうちんあんこう。フリッツ君が覚えやすいように「あんこう」とだけ教えました。すると…。
予想外の反応が!? あんこうが…おいしい?? 母は困惑です。
もちろん、ドイツに住んでいるフリッツ君が「あんこう鍋」なんて日本の、しかも特殊な料理を食べたことがあるわけがありません(笑)。
その日の夜、私はこの不思議な出来事について思いを巡らせていました。一体どうしてフリッツ君があんこうを見て「おいしい」と言ったのか、気になって仕方がなかったのです。
そして、考えを巡らせているうち、とある記憶が蘇りました…。
それは数カ月前のこと。日本の友達が、たくさんの日本食をプレゼントで送ってくれたのです。
私も大好物のそれをフリッツ君にあげてみると、フリッツ君も気に入ったようでした。それは…。
こ、こ、これだーーーー!!
合点が行きました。そうです、フリッツ君はこのとき私が「あんこ、おいしい」と教えたのを覚えていたらしく、「あんこう」を聞いて「あんこ」と勘違い。だから「おいちっち」と言ったのです。
普段は少し時間がたつとすぐに忘れてしまうことも多く、子どもの記憶はとても短いと感じますが、まさか数カ月前に教えた言葉を覚えていたなんて…。子どもの脳は本当に不思議。驚かされることばかりですね!
ちなみにこのあと、あんことあんこうは違うこと、あんこうはあの甘~いデザートではないことを教えてあげましたが、いまだにあんこうの写真を見ては「おいちっち!」と言っています(笑)。
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