コミックエッセイ:コソダテフルな毎日
公園で盗撮された…厄介な「自粛警察」に出くわしたらどうすべき?【コソダテフルな毎日 第164話】
■コロナが生み出した「自粛警察」はとても厄介
心配になる気持ちはわかります。
自分の近くに人が寄ってほしくない気持ちもわかります。
外出自粛なのに外に出てる子どもに、イライラしたり心配になったりする気持ちもわかります。
コロナに対して恐怖や不安を抱くのは当然のことですし、心配になったり、不安な気持ちを抱くことに対して「神経質だ」とか「心配しすぎだ」なんて全く思いません。
でもだからといって盗撮をしていい理由にはならないし、そもそもそんな理由で警察を呼び出すのもおかしいですよね。
正義の名のもとに周囲をパトロールしているつもりなのかもしれませんが、
明らかに行動が行き過ぎています。
心配の方向が過剰に他人に対して向き始めると、異様に他人の行動を気にしてしまう&正義感のもと制御したくなるようになってしまうんだと思うんです。
いわゆる
自粛警察というやつです。
これもコロナが生み出したものすごく厄介な事象だという気がしてなりません。
もちろんその人に何かのっぴきならない理由や背景があるのかもしれない。
もしかしたら毎日公園の音がうるさくて落ち着けないのかも…とか、もしかしたら妊婦さんでイライラしてるのかも…とか
背景を思いやる必要があるかもしれませんが、それはみんな同じ事。背景のない人なんていませんよね。
社会は自分ひとりで回ってるわけではないですし、思い通りにいかない事も含めての社会のはずです。
■「自粛警察」に出会った時の対処法
違和感を感じる人がいたら、まずは自分が離れる。
どちらのケースにしても。
相手に求めるよりもまずは自分にできることを考える。
そして上記のような理不尽な場面に巡り合ってしまった場合も、できることといえば
他人の行動に自分の気持ちを揺さぶられすぎないこと。
心を引きずり込まれすぎないことぐらいです。
あくまで他人の行動を変えることはできません。
たとえそれが非常識や行き過ぎであったとしても。
そういう人含めての社会だから。
心でモヤッとする事はあったとしても「そういう人もいるよね」って一定距離を保って
心もソーシャルディスタンスを取るしかないのかな~と思っています。