連載記事:犬山の遠吠え!やってまーす
他人を羨んでしまう…そんな時に「してみてほしいこと」【犬山の遠吠え!やってまーす Vol.3】
一児の母のエッセイストで、TVコメンテーターとしても多数出演する犬山紙子さん。
女性と社会をとりまく問題をはじめ、「コミュニケーション」を仕事にする犬山さんが、一人語りのラジオに挑戦中です。番組名は『犬山の遠吠え!やってまーす』(音声配信サービス「Radiotalk」でアーカイブ配信中)。
恋愛や性、夫婦問題、子育て、差別に嫉妬…常に生き方更新中の犬山さんが、リスナーからのお便りを交えながら、テレビでは伝え切れない本音を語っています。
この連載では番組内のトークを厳選して、言葉にまとめました。今回は2020年5月21日放送分よりお届けします。この日の放送は、新型コロナウイルス感染症の影響を鑑み、犬山さんの自宅から、Radiotalkの録音機能を使ったリモート収録。リスナーから寄せられた「他人を羨んでしまう」「一人時間をうまく過ごすには?」といったお悩みにも応えています。
■自粛警察、気持ちはわかるけれども……
<犬山さんの声を流しながら読む>
今コロナウイルスの影響で、キーワードとして「気の緩み」って言葉をよく見聞きするんですけど……「気の緩み」って上から目線じゃないですか?!「いやいや、学校の先生かい!」と思っちゃう。
ある人の外出が「気の緩み」かどうかなんて、わからないじゃないですか。必要に駆られて外に出たタイミングだったかもしれない。全部を一緒くたに話してしまうのは、違和感が結構ありますね。最近は他人の行動を過度に指摘する「自粛警察」なんて強い言葉もありますけど……そういう気持ちが芽生えてしまうのは、私もわかるんですよ。でも、それは
「弱い立場同士」で争ってしまうことなのかなって。
たぶん、自粛警察と呼ばれる人も、すっごく我慢して頑張っていると思うんです。「自分がこんなに我慢しているのに、なぜアイツは楽しそうに外出しているんだ、県をまたいで車で移動してるんだ」って感じてしまう。
それで、人それぞれの事情も聞かずに鬱憤を口に出してしまうんでしょう。だけど、弱い立場同士で指摘し合うよりも、
「たまにはちょっと気を抜いていくのも大事だよね」って、一緒に頑張っていけたらいいなぁ。
小学生の頃、先生にすぐチクる人がいたじゃないですか(笑)。犯罪レベルの悪さならさておき、事情を知らずに勝手に決めつけてチクるのはいかがなものかなー……っていう派です、私はね。皆さんの周りは、どうでしょうか?
■宅配便の配達員さんに、ねぎらいの言葉を
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私は今、宅配便をたくさん使っています。Amazon、楽天、LOHACOと、いろいろ使用してはいるんですが、ここにもまた難しいことがあるんですよ。
配達員の人、今はめちゃくちゃ大変っていうじゃないですか。だから、注文も細切れにせず、一気に届けてもらおうとまとめて頼むんですけど……自分の設定が甘かったのか、
分かれて届いてしまった時には「申し訳ない!」という気持ちになります……。
そんな中でも、配達員の方には「ありがとう」と一言添えていきたいなって。その一言が有る無しで大違いだと思うんですよ。だから、私は必ず伝えるようにしています。
ぜひ皆さんの「配達員さんとのふれあい話」も教えてください!最近は非対面で荷物を受け取れるサービスもありますけど、「こんなふうに言葉をかけています」「こんなコミュニケーションがありました」みたいに、配達員さんへの良いねぎらいの言葉も色々あるでしょうから。