■ママ友や友人だからこそできる相談もある
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また、全体の25%程度の人は、「友人」と回答しました。
「昔からの友だちに相談します。子どもたちの年齢も近く、いろいろな考えが聞けるので参考になるし、私自身も頭の中が整理されて頑張るぞ! って思えます。友に感謝!」(埼玉県 30代女性)
「同い年の子どもがいる友だちに相談することが多いです。『うちの場合はこうだったよ~』、『私も同じ悩みがあって、本で調べたらね~』というような意見交換ができるので、助かっています。共感してもらえるので、話すだけでもストレスが軽減されます」(神奈川県 30代女性)
「同僚は独身貴族だけど、『もし自分が子どもの立場だったら…』の意見をズバっと言ってくれて、たまにハッとさせられる」(神奈川県 40代女性)
「信用できる友だちと愚痴を言い合うことが多いです。
それだけでまた頑張れるから。旦那や親に言うと、『大丈夫だよ』って答えしか返ってこない。
冗談を言いながら相談できる友だちに感謝です」(千葉県 40代女性)
コメント内で多く見られたのは、「愚痴を聞いてもらう」「共感しあえる」というキーワードでした。パートナーに対しては、問題の解決を求める一方、友人への相談では、ストレスが軽減されたり、気持ちが整理できたりするだけで満足していることがわかります。
■年の功には勝てない! 親に相談する人の声
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また、17.8%の人は「親兄弟」と回答しました。
「母に聞いてもらうことが多いです。私の気持ちも子どもたちの気持ちも考えてくれるので、聞いてもらうとスッキリします」(神奈川県 40代女性)
「どうしようもないときは実母を頼ります。自分もいい歳になりましたが、やはり母の年の功にはかないませんね」(愛媛県 40代女性)
「母です。相談と言うより、愚痴を聞いてもらいました。子ども3人育てましたが、3人とも性格も考え方もまったく違って、その時その時で関わり方も違ったので、親も全力投球でした。
母には、『いつまでも続くわけではないから。大きくなったら案外親孝行してくれるタイプかもよ』と言ってもらえただけで、
肩の力が抜けて頑張れたのかもしれません」(埼玉県 50代女性)
寄せられた声の中では、「母親に相談する」というコメントが多く見られました。子育ての経験がある上に、歳を重ねて経験が豊富であるという点で、「参考になる」と考えている人が多いようですね。
筆者自身は、実の母親が他界しているため、夫の母親に相談しています。とても明るい性格で、長く子育てと仕事を両立させてきた先輩ママでもある義母の意見はとても参考になるし、「大丈夫よ」と言ってもらえるだけで元気になります。同じような気持ちになるパパやママは多いのかもしれません。
■「相談しない」「相談できない」思い抱える人も
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一方で、子育てに関して「相談しない」というコメントを寄せている人もいました。
「あまり相談しません。
自信があるとかではなくて、それぞれの育て方があったり考え方があったりするので、そこで衝突するのもおかしいので、本当に大変な時以外は、
自分で悩んで悩んで対処しています」(大阪府 20代女性)
「悩む前にもうあれこれ試行錯誤してしまうので、結局時間が解決してくれている感じです。人にあまり相談しないのは、自分が納得する答えを出してもらえることってなかなかないので、何に関しても自分のやり方をしてみる『トライアンドエラー』です」(大阪府 40代女性)
「旦那に話したところで解決する訳でもなく聞いてもくれない。ママ友も話した所で違うママ友に話が回るし、逆に真剣に聞いてくれる人がいないので、誰に相談したらいいかわからない」(青森県 30代女性)
「誰にも相談しません。どうでもいいことなら話しますが、深い話はされるのも迷惑なのでしません。自分のことで精一杯です。他人の負担を増やすようなまねはしたくありません。大切に思う相手なら余計にしません」(東京都 50代女性)
悩みを相談することで、その話が知らない人にまで回ってしまったり、真剣に聞いてもらえずに傷付いたりと、トラブルが生じることも少なからずあるでしょう。また、深刻な悩みの場合は、聞いてもらうことで相手を悩ませてしまったり、相手の時間をとってしまったりと、迷惑になってしまうというコメントも寄せられていました。
そういった思いから、「相談はしない」という人も少なからずいるようです。
そして、なかには「相談できる人がいない」というコメントも寄せられていました。「相談しない」と決めているわけではなく、「相談したいけどできない」と感じている人もいて、子育ての悩みを解決することの難しさを感じさせられます。