コミックエッセイ:メルヘン男子とPOWER PUFF BOY
娘の「場所見知り」克服のためにひらめいたこととは? ハーフバースディの記念撮影【後編】【メルヘン男子とPOWER PUFF BOY 第43話】
■前回のあらすじ
人見知り、場所見知りが激しい娘の記念撮影。撮り直しとなりもう延期はできない…。そこで、私以外の人ができるだけ見えないよう撮影を進めていただくよう提案してみました。すると…、
娘には私以外の顔は見えていないため、機嫌よく撮影が再スタートでき、ほっと一安心していのですが、数枚撮り始めた後、娘にはまたもや異変が…
知らない人の顔は見えていないはずなのにまた大泣きし出した娘、撮影はまたまたストップしてしまうことに…。
そう、人見知りは解決したのですが、今度は慣れない場所での「場所見知り」問題が発生したのです! でも、ここで私は新たな作戦を思いつきます。
慣れない場所にプラスしてカゴの中に入ったり、頭にお花などの衣装をつけたり…。こういうはじめての事もあり余計に不安になって泣いているようにも見えました。
いきなりそんな事されたらそりゃービックリするというか、泣いてしまうよね…と思い、娘が慣れるまで撮影場所や小道具を貸してもらえないか、とスタッフの人にお願いしてみました。
家で過ごしているように2人でしばらく遊んでいると段々リラックスし出した娘のぴーちゃん、そんな様子を見計らって次は撮影に使う予定のカゴや頭につける飾りなどを遊びの延長感覚で使ってみました。
遊びの流れで小道具を使うと娘は嫌がらずご機嫌なままでした。
そして最後に、家でもよく娘の写真を撮りまくっているせいか、スマホを向けて名前を呼びかけるとニコニコ反応してくれるように! そこで、ここでも同じように写真を撮るふりをしてスマホを向けて、少しずつ後ろに下がっていきました。
この作戦が大成功! 撮影が始まって1番いい表情でニコニコ笑い出してくれました!
あー! 絶好のシャッターチャンスなんだけどなーと思っていたとき…
サッとあのカメラマンさんがやってきて、娘の視界に入らないよう配慮しながら撮影を始めてくれたのです!
私と娘の様子を実はずっと見ていてくれていたようなのでした。
この流れのまま撮影は続けてられて、無事に笑顔のまま終了することができたのでした!
撮影が終わった後、怖そうだと思っていたカメラマンさんが私に一言、
撮影方法に口を出してしまったり、撮影場所や小道具を勝手に使ってしまったりしていたので、嫌な気持ちにさせてしまったのではないかと心配していましたが、最後にこう言ってもらえたのでホッと一安心しました!
一生に一度しか撮れないか貴重な赤ちゃんの写真、人見知りなどが激しい子のために撮影の何日か、数時間前でもいいので、写真を撮る前にここで遊んでもらうなどして慣れてもらう時間を作ってくれるサービスなんかがあるといいのになー、と思った出来事でした。