2020年12月1日 14:00|ウーマンエキサイト

【医師監修】コロナ禍のインフルエンザ、今年はどのように対策すべき?【子どもの「病気・けが」教えて!ドクター 第5回】

子どもの「病気・けが」教えて!ドクター

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赤ちゃんや子どもの病気、ケガ、事故…突然の「どうしよう」が起こったとき、親はどうすればいいのでしょうか?病院に行く?  行かない? こういう時は様子を見ても大丈夫など、子どもの体の心配ごとを「教えて…

【医師監修】コロナ禍のインフルエンザ、今年はどのように対策すべき?【子どもの「病気・けが」教えて!ドクター 第5回】
新型コロナウイルスの感染が収束しないまま、本格的な冬がまもなく訪れます。これからの時期に心配な感染症の一つが、インフルエンザ。今年は特にどのような対策をとる必要があるのでしょうか。

今回は、インフルエンザの対策や予防対策について、書籍『マンガでわかる!子どもの病気・おうちケアはじめてBOOK』からご紹介します。

■インフルエンザの症状とは?


【医師監修】コロナ禍のインフルエンザ、今年はどのように対策すべき?【子どもの「病気・けが」教えて!ドクター 第5回】

出典:『マンガでわかる!子どもの病気・おうちケアはじめてBOOK』(KADOKAWA)


インフルエンザは、年齢を問わず冬に大流行する呼吸器の感染症です。熱は4〜5日続くことが多く、合併症を引き起こすこともあって、重症化しやすいのが特徴。

子どもの場合は、いったん解熱した後、数日後に再び発熱することもありますが、ほとんどはその後自然に解熱します。

インフルエンザの主な症状には、発熱やだるさ、喉の痛みや頭痛があります。さらに、腹痛やおう吐などの症状が出る場合もあります。

■インフルエンザによる合併症

【医師監修】コロナ禍のインフルエンザ、今年はどのように対策すべき?【子どもの「病気・けが」教えて!ドクター 第5回】

出典:『マンガでわかる!子どもの病気・おうちケアはじめてBOOK』(KADOKAWA)



インフルエンザは、脳炎や脳症、気管支炎や肺炎など の合併症を引き起こすことがあります。

日本では、小児の脳炎の原因としてインフルエンザが最多であり、毎年200〜500人が発症しています。脳炎は、発熱してから2日以内に起こりやすく、治療しても死亡や後遺症を残してしまう場合があります。


また、インフルエンザは、時に異常行動を引き起こすこともあるため、家の中では子どものそばで注意深く見守りましょう。

■インフルエンザのおうちケア

もし子どもがインフルエンザにかかってしまったら、おうちで下記のようなケアをしてあげましょう。

【インフルエンザのおうちケア】
1、自宅で水分をしっかりとって安静にする
2、抗インフルエンザ薬(タミフルなど)を内服後はおう吐や下痢などの副作用に注意する
3、インフルエンザの合併症で、異常行動を起こすこともあるので、注意して見守る


インフルエンザは、自然経過で治ることがほとんどなので、安静にすることが一番の治療です。

タミフルなどの抗インフルエンザ薬は、発熱後48時間以内に飲めば、1〜2日早く熱を下げる効果がありますが、重症化や脳症を予防できるわけではないとも言われています。内服後は、おう吐や下痢などの副作用にも注意が必要です。


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