コミックエッセイ:たんこんちは ボロボロゆかい
夜間救急は高速道路のはるか先! 突然の娘の「腹痛」にてんやわんやした夜【たんこんちは ボロボロゆかい Vol.16】
■娘に笑顔が戻り始めて…!?
ずっとずっと娘の背中をさすり続け、助手席の息子はいつのまにか良い顔で爆睡。
すると…
娘「お月様、動いてるね」
会話もままならなかった娘が、窓の向こうの夜空を見上げ、話しはじめました。
私「お月様じゃなくて、雲が動いてるんだよ。」
空を見る余裕が、出てきた…?
私「みーちゃん、痛いの治ってきた?」
娘「うん」
私「今、どのくらい痛い?」
なんと、先ほどのトイレで悪い便が出たのか、娘の顔に笑顔が戻り始めました。
時はすでに小一時間たとうとしているところ。
まさに高速を降り、病院は目前というところでした。
夫「……帰るか…」
私「…うん…」
こうして、ドライブだけ楽しんで帰る結果となったわが家。
娘はそれからすっかり元気になり、帰るとすぐに眠りにつきました。
そして翌日…
恥ずかしそうに言う娘。
いいんだよ。
みーちゃんが元気なら、それでいいんだよ。
ひたすら学校の近さを最優先にした家探しをしてしまいましたが、救急病院の近さも考えるべきだったと、今は反省しています。
なんにせよ、今回は大事に至ることがなく、よかったです…。
日本中、世界中が大変だったこの一年も終わりを迎えようとしていますが、おかげさまで、わが家はなんだかんだ無事に、笑顔で過ごすことができました。
来年も、皆さまのおうちにひとつでも多くの笑顔がありますように!
あれから半年… 心の持ち方が変わり、娘のかわいさを楽しめるように!【謎の痛みで救急外来に駆け込んだ話 Vol.63】