2021年1月6日 14:00|ウーマンエキサイト

産後クライシスの実情 子どもができてからの夫婦仲、どう整える? (後編)【ママのうっぷん広場 Vol.20】

子どもができてからの夫婦仲、どう整える? 産後クライシスの実情(後編)

イラスト:ぐっちぃ



産後、急激に夫婦仲が悪くなる「産後クライシス」を乗り越えた先には何が待っているのでしょうか。産後クライシスの実情を見てきた前編に続き、今回は、その後夫婦がどんな道を歩んでいるのか、ウーマンエキサイトに寄せられたアンケートを元に考えてみたいと思います。

■産後クライシスを機に別れを選んだ夫婦たち

産後クライシスをきっかけに、夫婦がそれぞれに別の人生を歩むことにしたというコメントも寄せられていました。

「産前より抱えていた問題が、産後の生活リズムの変化により噴出。何もかもがすれ違い、修復不可になりました。離婚調停の手続きを経て離婚。今は実家で両親子どもと4人暮らし、つつましく平穏な生活を送っています」
「わが家は、産後も夫は何かと理由をつけて、毎週末深夜まで飲みに出かける人でした。産後6ヶ月目で、夫が家計の貯金を使い込んでいた事や、結婚前からの隠し借金が発覚。
うそつきで反省せず責任転嫁ばかりの不誠実さにあきれて離婚しました」
「ウチも『家事育児は女の仕事でしょ』と言い切り、時短で仕事再開してからも、家の事は一切何にもしない夫だった。たまに保育園のお迎えを頼んでも、『俺と同じだけ稼いだらやってもいいけど』と言ったので離婚した。周りに助けられ、夫と暮らしていた時のストレスがなくなり。今は幸せです」
「出産して退院後、『夜泣きがうるさいから2階で寝る』と言われ、何も手伝ってくれなかった。子どもが泣き出したら『泣いてるよ』と私に報告に来る。離婚しました


産後クライシスになり、相手の許せない一面が見えて、別れを選択する人もいるようです。育児についてのお互いの認識が、修復できるくらいの小さなズレならなんとかできても、大きければ大きいほど、尾を引くことがわかります。

■「話し合いをしてから協力してくれるように!」夫婦仲が改善した人も

また、「その後夫婦仲が改善した」というコメントも寄せられていました。


「産後娘が旦那に懐くまで、よくケンカしていました。しっかりケンカして不満を口にすることで夫婦の絆はとても強くなりました
「産後、旦那のモラハラとも取れる言動に悩まされました。子どもが8ヶ月になり、少しずつ私の辛さなどにも目を向けるようになってくれました。まだ憎しみや腹立たしさは残っていますが、子どものために夫婦として頑張っていこうと思っています」
「産後、腱鞘炎になり、泣いている子どもを抱っこもできず、追い詰められていた。寝ている夫に我慢の限界で怒鳴ってしまったら『自業自得、アホ』と言われ、張り詰めていたものが壊れ、1ヶ月半実家に帰った。怒りしかなかったが、相手を許す事、認める事を課されたと思い直した」
「初めての出産が双子でした。私のおなかの調子が悪く、トイレに行ったり来たりを繰り返してる時に授乳の時間。双子はギャン泣き、主人はうたた寝
私がパニック寸前のところで起きた主人に『授乳が終わったら耳かきして』と言われたときは、悲しさと怒りでどうにかなりそうでした。その翌日、帰ってきてから話し合いをして、それから協力してくれるようになりました。今は結婚して10年。子どもたちも大きくなってパパ大好きです


産後クライシスを乗り越えて、夫婦の絆を強くした人たちもいるようです。お互いに、悪気なくひどい態度をとってしまっている場合もありますが、話し合うことで解決できたというコメントもありました。話し合うことでお互いのズレを認識し解消していく、この積み重ねがとても大切なようです。

また、どちらか一方だけが我慢している場合もあるようですが、気持ちの落ちつかせ方はとても参考になります。

次のページでは、どんな方法で乗り越えているのか、みなさんのコメントから具体的な方法を見ていきましょう。



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