コミックエッセイ:パニックにゃんこ
精神的に弱いかどうかは関係ない…! /パニック障害で誤解していたこと【パニックにゃんこ Vol.13】
前回のあらすじ
早くパニック障害を治して子どもが欲しい…! 主治医の先生の答えは…
乗り物に乗ること、遠い所へ行くこと
これらができなくなってしまったことは、私の人生を大きく変えてしまいました。
もちろん好きなだけ好きなところに行く、ということは金銭的にも難しいのですが、例えお金があったとしてもそれを実行することができない…
もう私にはずっとこの狭い世界で生きていく人生しかないんだ…と。
「一生治らなかったらどうしよう…」と思いながらも、少しの希望で少しだけ前を向くことができました。
そう思わなければ絶望で壊れていたかもしれません…。
パニック障害は主にこの「予期不安」で苦しめられているといってもよいです。
要するに日常生活で「倒れたらどうしよう…」「外で発作起きても誰もいないし…」など、悪い事ばかり考えてしまい、発作を恐れて何もできなくなるのです。
もし頑張ってチャレンジしたのに…予想通り外で発作に見舞われた場合、更に恐怖が増して外に出るのがますます怖くなる…
そういった負のループで毎日苦しめられています…。
パニック障害のきっかけは、ストレスなど色々あるとは思いますが、自分でも意図せずに恐怖を感じたりするこの現象は考え方や精神論でどうにかなるものじゃないなと思っています。
「精神的に弱い人間がなってしまう」と思っている人もいるかもしれませんが、脳の誤作動や脳内神経伝達物質のバランスを崩すことが原因になっているようです。
脳の病気…と考えるとそれはそれで怖いですが、「精神的に弱いのが原因なのかな…」と思い込んでいたので、少し救われた気持ちになりました。
そして私も誤解していたことがあって…。