コミックエッセイ:たんこんちは ボロボロゆかい
しんみりなんてしてられない! 子どもたちが嵐を起こす「笑ってはいけないお葬式」【たんこんちは ボロボロゆかい Vol.18】
■ひいおじいちゃん孝行だった娘
6歳になる娘は、寝たきりの祖父に会いに行くたびに、食事介助を仕切っていた、ひいおじいちゃん孝行の娘でした。
その指示の的確さは、祖母をハッとさせるほど。
祖父も、孫である私の名前は忘れても、ひ孫である娘の名前は笑顔で何度も呼んでくれたものです。
そんな娘は、そろそろ“死”というものも理解できる年になったようで、少し寂しそうな顔を見せる瞬間もありました。
しかし、“死”を知ったことで、当たり前のように流れていく“生”の日々がかけがえのないものであることを幼い娘なりに感じることができたのかな…と、母は思うのでした。
こうして、子どもたちのおかげで笑いあり、ホロリありだったお別れは終わり、帰り際……
突然、歩みを止めたのかと思ったら、真顔で一言。
「おじいちゃん、誰に殺されたの?」
さすが、医療ドラマやサスペンスものが好きな娘…
そうきたか…!!
思わず吹き出してしまう大人たちでしたが、娘の顔は真剣そのもの。
まるで女刑事のようでした。
近親者のみで、よかった…(涙)
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