コミックエッセイ:ドイツDE親バカ絵日記
公園でイジワルをしてきた年上の男の子に、3歳の息子がとった反応とは!?【ドイツDE親バカ絵日記 Vol.34】
ウーマンエキサイトの皆さん、こんにちは!ドイツでハーフの子供を育てている主婦のぱん田ぱん太です。
わが家のひとり息子、フリッツ君は3歳になったばかり。日本より寒いドイツもようやく春の兆しが見えてきたので、公園でお外遊びをすることが増え始めていました。他の家庭も同じような感じなのか、公園は子どもたちでいっぱい!
この日、まだひとりで滑り台を滑るのが怖いと言うフリッツ君と一緒に、滑り台を滑ろうとしたときでした。
わたしたちが滑ろうとしている滑り台の下から、登ってくる子がいたのです。こちらを見て笑っているため、どうやらわたしたちに気付かずに登ってきたわけではない様子……。
とりあえず話をしてみますが、なかなかどいてくれません。しかし少し経つと、諦めてくれたのか、滑り台の横に降りました。安心してフリッツ君と一緒に滑り台を滑った瞬間……。
滑り台の横に降りた彼の目の前を通り過ぎる瞬間、ツバを吹きかけられてしまいました……。
その男の子は、近くにいた年下の女の子2人組にも絡んでいました。
この場で注意しようか迷ったのですが、「直接言うよりも彼の保護者に言って注意してもらうほうが効果的だろう」と思い、その機会をうかがうことに(このとき彼はひとりで、周りに大人の姿はありませんでした)。
しかし、そうこうしているうちに……。
先ほど悪口を言われた女の子のひとりが、真っ先にママを連れて来たのです。
さすが女の子!!そう思って感心しました。わたしが子どもの頃、学校でトラブルが起きたときに真っ先に先生を連れて来るのはいつも女子だったからです!(笑)
女の子がママを連れて来たことで異変に気付いたのか、イジワルをした男の子のお母さんも駆け付けました。
わたしもそこに入って何をされたか告げると、なんと女の子も「そうよ、見たわよ」と援護射撃をしてくれました。なんてしっかりした優しい子!
結局、男の子はその場でお母さんにこっぴどく叱られ、号泣していました。わたしとフリッツ君、女の子2人組とその親御さんにも丁寧にひとりずつ謝ってくれ、その場は収まりました。
しかし、号泣が収まらない男の子を見て、フリッツ君がひと言。
「あの男の子は滑り台を滑るのが怖くて泣いている」と勘違いした模様(笑)。「フリッツ君本人がそう平和的に解釈したのならそれはそれでいいか」と思い、訂正せずにおきました。
今回フリッツ君はまだ状況をよく理解していませんでしたが、今後もっと成長したら、本人が他の子どもたちとケンカになるようなこともあるかもしれません。
そんなとき、親としてできるベストな対応は何か、ということを考えさせられる出来事でした!
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