コミックエッセイ:ドイツDE親バカ絵日記
「ベッドじゃなく床で寝てみたい」という息子。何事も経験と思い、やらせてみたら……!?【ドイツDE親バカ絵日記 Vol.35】
ウーマンエキサイトの皆さん、こんにちは! ドイツでハーフのひとり息子を育てている主婦、ぱん田ぱん太です。
わが家のフリッツ君は3歳になったばかり。皆さんのお子さんはその年頃、どのように寝ていましたか? わが家には一応子ども用ベッドがあるのですが……。
いつも子ども用ベッドで寝るわけでもなく、甘えたいときには私のベッドで寝たがることも。大体、半々といったところです。
(どちらのベッドで寝るにしても、私は寝かしつけのために最初だけ一緒にベッドに入り、その後こっそり出るのですが!)
しかし、この日はなんだかいつもと様子が違いました。
リビングの真ん中で、なぜか彼の子ども用椅子をひっくり返していたのです。一体これはなに……?
まさかの寝る用意だったようです。
一体そのひっくり返した椅子をどう使うのか……?
あ、椅子は特に寝るためには関係なかったようです(笑)。しかしここで、私はどう反応したものかまず迷いました。
思い返せば私も子どもの頃、子どもなりに何か"特別なこと"を思いついてはやってみたがったものです。
その結果、やっぱり「普通」「日常」というものは合理的・効率的であり、特別なことをしても別段いいものでもないのだ、と学んだことも思い出しました。
そんなわけで、フリッツ君には彼の言うとおり、床の上でごろんと寝かせてあげることを許可しました。
就寝のあいさつをして、電気を消してから、ふと不安になりました。万が一、床で寝るのを気に入っちゃったら……?
しかし、それは杞憂(きゆう)に過ぎませんでした。10秒ほどしてすぐに暗闇の中、フリッツ君の声が響いたのです。
いくら絨毯(じゅうたん)ごしとはいえ、「床が思っていたより硬い」ことに大層驚いた様子でした(笑)。なるほど、だから床で寝ても大丈夫だと思ったんですね……。
フリッツ君はあっさりと「床で寝るより、ベッドで寝るほうが心地いい」ということを認め、ベッドに潜り込んできました。あー、よかった。
たとえ突拍子のない発想であっても、危険さえないのであれば、そして子ども自身が望むならば、皆さんもイレギュラーなことを体験させてみるのもいいかも(!?)しれません!
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