連載記事:ママのうっぷん広場
「楽な出産なんてない!」出産の形は十人十色…みんなの出産体験談【ママのうっぷん広場 Vol.23】
イラスト:田仲ぱんだ
新しい命をこの世に送り出す「出産」という大仕事。その形は、人それぞれに違います。それぞれにストーリーがある出産エピソードについて、今回はウーマンエキサイトアンケートに寄せられたエピソードの中からご紹介します!
■「陣痛も3日たつと痛みに慣れる!?」難産&安産エピソード
多く寄せられたのが、「難産で大変だった」というエピソードです。
「予定日超過で大きかったため、入院して陣痛促進剤を投与しました。しかし、1日目、2日目は陣痛につながらず、3日目になんとか普通分娩で産まれました。3日もたつと痛みに慣れて、『陣痛がきました! 赤ちゃんまわってます! はい、いきみます!』なんて、自分で実況していました」
「自然なお産が売りの病院で、赤ちゃんの心拍モニターも促進剤も会陰切開も基本はなし。もし破水から始まっても、内診はしない方針でした。破水から始まり、そのうち陣痛のピークが過ぎてしまい、赤ちゃんの心拍が落ちているからと、酸素マスクと内診をすることに。
そしたら子宮口9.5センチでした。そこから急にいきめと言われても…。結局、
出産に38.5時間かかりました」
「第一子を出産して、わが子との対面でほっとしていたら『胎盤が崩れてるから残り取りましょう』と手を突っ込まれ激痛。とれない。『輸血しますねー麻酔もしますよー』と言われ、集中治療室へ。カテーテル手術で止血し、動かないように言われて仰向けで寝てなきゃいけないのが一番つらかった…。腰が痛すぎて…。母乳への影響を考えて、担当医が来るまで一晩麻酔してもらえず、我慢できずに泣いた」
「夕方、自宅で破水しそのまま入院。
その後、陣痛。陣痛から28時間後、子宮口7cmから進まず。
羊水が濁り、帝王切開になった。子どもの首にへその緒が巻きついていました」
「出産当日にインフルエンザ発症、朦朧(もうろう)となりながら産んだ」
壮絶な出産エピソードに、読むだけで拍手を送りたくなります。産んだお母さんも、生まれてきてくれた赤ちゃんも、本当によく頑張ったのだと、改めて出産は奇跡だと気付かされます。一方で、安産だったというエピソードも寄せられました。
「初産、予定日より一週間早く、突然激しい張り。
すでに陣痛は5分間隔。
病院に電話しても『初産でそんなまさか』と、取り合ってくれず。でも、痛みはジェットコースターのごとく。やっと病院に着くが、助産師さんたちは『大げさ!』と冷たい対応。しかし診察台にのったとたん、周りは大慌て。『よく我慢したね』と言われる。結局陣痛らしきものから
産まれるまで計4時間。主人は2度寝して間に合わず。助産師さんから『
超スピード安産だった』と言われたました」
「第1子の時は陣痛促進剤を入れ、その日には生まれず、次の日の朝11時に破水、12時に出産。
初出産にも関わらずスーパー安産でした」
陣痛から素早く生まれてきてくれると、母子ともにその安全が守られやすく、安心ではあります。ただ、どんな出産も「安産だったから楽」とか「早く生まれてきてくれたから幸せ」とは一言で言えるものではありませんよね。本当に個人差が激しい出産の経験だからこそ、大変さは比べるものではないなと感じさせれらます。