コミックエッセイ:「ゲームは悪?」母と私がたどり着いた答え
お互いにとって程よい距離感に…私が中学生になってからの母の変化【「ゲームは悪?」母と私がたどり着いた答え Vol.5】
■前回のあらすじ
小学校の卒業式でA君のお母さんからお礼を言われた母。そこから母のゲームに対する意識が少しずつ変わっていきます…。
みなさま、いつもお読みいただきありがとうございます。mochiko.です。
今回は、前回で意外な展開のあった母と私のその後について書きたいと思います。
■中学に入ると母は何も言ってこなくなった
中学に入学すると、母がびっくりするほど何も言ってこなくなったことに気づきました。
母が何も言わなくなったのは、中学生になると、親同伴で出かける機会が少なくなったことに加え、
「手がかかるタイプの妹の誕生」と、「もう1から10まで親の監視下に置くのが不可能になった」からなのでは、と思っています。
さらに当時を思い返すと、勉強を学校のほかに毎日5〜6時間やっても、驚くほど結果がついてこず、むしろ坂を下るように成績が落ちていき、勉強漬けの毎日に疲弊して、明らかに私の表情が暗くなったことも、影響しているかもしれません。
私の記憶が正しければ、学年順位のワースト2位まで成績が落ち込んでいたことがあります。
主要5教科をすべて足しても70点くらいの時もあった記憶が…。
われながら恐ろしいですね。
当時は、何も言われなくなった=もう諦められた、と思っていましたが、ようやく母も私もお互いに“なんとなく自由になれたタイミング”だったのかもしれません。
とはいえ、母はすべて見放したわけではなく、私が調子に乗って朝方までゲームをしていて、学校に行く時間に起きられないと、全力で叱ってくれました。
この頃から、母と私は、お互いにとって良い距離感が保てるようになったのだと思います。