コミックエッセイ:出産の記録〜低酸素性虚血性脳症の娘と私
35歳での高齢出産… 出生前診断について考える【出産の記録〜低酸素性虚血性脳症の娘と私 Vol.19】
■前回のあらすじ
悪阻でダメになったもの、手放せなくなったものがありました。
■出生前診断について考える
炊飯器の匂いと灰色の食卓に耐えながら、もうひとつ同時期に悩んでいたことがありました。
それは…
平たく言えば、お腹の赤ちゃんに障害があるか調べる検査です。
大きく分けて3つあり…
だいたい35歳くらいから染色体異常のリスクが増えると言われています。
当時、35歳になったばかりでした。高齢出産ですね。
病院では特に出生前診断のことを言われなかったので、先生に聞いてみました。
助産師さんにも聞いてみると…。
結果が陽性だった場合どうするのか…。
エコーでは問題ないと言われている、でも確定診断ではない…。
確定診断をするには僅かながら今いる命を危険にさらすことになる。
なにより…、
どんな子が産まれても受け止めると胸を張って言えるのならば検査なんかしない。
なら陽性が出た場合…、
この時期はずっと悩んでいました。