コミックエッセイ:ドイツDE親バカ絵日記
お人形遊びを始めた3歳の息子。あのお人形ハウスを買ってあげようとしたら…まさかの拒否!?【ドイツDE親バカ絵日記 Vol.37】
ウーマンエキサイトの皆さん、こんにちは!
ドイツ在住で、独日ハーフの一人息子を育てている主婦、ぱん田ぱん太です。
突然ですが、わが家にはお気に入りの陶器のインテリアがあります。見た目はドイツの伝統的なデザインの建物で、とある町に実在するRathaus(=市役所)と同じデザインなのです。
底には穴が開いており、そこに火をつけたロウソクを置いて被せると、建物の窓などからロウソクの灯りが外に漏れて、とてもオシャレです。
とはいえ、来客時など少し素敵な雰囲気を演出したい場合を除いて普段活用する機会はなく、ただの建物デザインのインテリアとして置いていたのですが……。
ある日、フリッツ君が家にあったお人形を、そのインテリアの屋根や階段に乗せるなどして遊んでいるのを発見したのです。
フリッツ君はおままごとや、恐竜のフィギュアを使った戦いごっこなどは好きでしたが、お人形遊びに興味を示したのは今回が初めて。ぜひその興味を伸ばしてあげたいと思い、お人形のおうちを買ってあげようと提案してみました!
ちなみに、なぜシルバニアファミリー限定なのかと言うと……。
そう、私自身が子供の頃、熱狂的なシルバニアファミリーファンだったのです……!
シルバニアファミリーは日本のおもちゃですが、ドイツにも進出し、数こそ少ないものの売られています。
しかし、フリッツ君のお返事は……なんと
拒否。
ここで引き下がるわけにはいきません。
なにせ、これは単なるインテリア。子供が遊ぶことを想定して作られているわけではないのですから、どこかが欠けて手を切ってしまったり、子供でも持てる程度の重さではあるものの、足の上に落としたりしてしまったら、ケガがなくとも痛い思いをしてしまうかもしれません。
そして……次なる理由として、
私自身が、シルバニアファミリーを買いたくなってしまったのです!
フリッツ君がどうにかシルバニアファミリーに興味を持ってくれないか、プレゼンしてみます! しかしイヤイヤ期気味の3歳、なかなか頑固です。
そこで根気よく話を聞いてみると、どうやらフリッツ君はシルバニアファミリーうんぬんよりも、「家じゃなくてRathaus(=市役所)がいい」ということにこだわりを持っている様子……?
いいことを思いつきました!
Rathaus(市役所)が欲しいのならば、シルバニアファミリーのおうちを買ってそれをRathausっていうことにすればいいのです!(笑) ちょっと強引すぎたか? と思っていると……。
意外とアッサリ納得してくれました!!(笑)。発想力が豊かな子供には、こちらも柔軟な考えを示すのが有効ですね!
というわけで、シルバニアファミリーのおうちを無事に購入。はたして遊んでくれるのか、少しだけ心配していましたが……。
今ではすっかりお気に入りに!!
付属していたうさぎちゃんのお人形はもちろん、他の小さなフィギュアや、恐竜のフィギュアまで総動員させてシルバニアファミリーのおうちの中で寝かせたり、お料理をさせたり、椅子に座らせたりと満喫しています!(笑)
もちろん、私も子供の頃のことを思い出しながら楽しく一緒に遊んでいます。
皆さんもぜひ、自分が子供の頃に好きだったらおもちゃを、お子さんが気に入りそうだったらぜひ買ってあげてみてください! 親子で楽しめて最高ですよ♪
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