コミックエッセイ:なんとかなるから大丈夫!
無理に周りに合わせる必要はない…息子が卒園する今になって思うこと【なんとかなるから大丈夫! Vol.31】
■オムツで登園しているのは息子だけと知った
担任の先生から電話をもらいました。
みんなパンツで登園していて、オムツで登園しているのは息子だけ、とのことでした。
このときの息子はパンツを嫌がっていました。
私と息子のペースで、のんびりやっても、そのうちトイレに行けるようになるだろう、と思っていました。
でも、どこかで焦る気持ちがありました。
何度も声掛けに失敗しました。
そんなことを繰り返すうちに息子に厳しくあたってしまったことも。
息子はとてもマイペースで人のことを気にしている様子はありませんでした。
そんな息子を見て、私は時に焦ることがありました。
けれど、焦ってもいいことは何もありません。
私自身、とてもストレスを感じやすくなっていて、情緒不安定な時期でもありました。
このままではいけない、と強く思い、私はがんばることをやめました。
息子は息子。私は私。
誰に何と言われようと、お互いのペースを考えながらのんびりやっていくことを決めました。
それからはわりとスムーズで、気がついたら息子はひとりで着替えられるようになっていたし、夏休みが終わるとパンツで登園できるようになりました。
具体的にどんな声掛けをしていったのかも、今では覚えていないほど、少しずつ少しずつ、自然と息子は成長していきました。