コミックエッセイ:夫婦・子育ていまむかし

【新連載】江戸時代(幕末)の“父親”は子育てに熱心に関わっていた!【夫婦・子育ていまむかし Vol.1】

夫婦・子育ていまむかし

夫婦・子育ていまむかし

江戸、明治、大正…と日本人はどんな子育てをしていたのでしょうか? 家族のあり方やライフスタイルが多様化している今、改めて日本の歴史を見直してみませんか! 不思議な公家のたぬ君と遊び女おこんのふたりが…

わが家は男子3兄弟。
性別が偏っているだけに多様性や男女平等、そして性教育など、より注意深く子どもたちに伝えていかねばと常に思っております…!

わが家は夫が平日忙しい分、休日に子どもたちの対応を積極的にしてくれている方だと思います。元々、夫はジェンダー役割にとらわれた考えを持っているタイプではなく、子育ては母親のやるものとは思っていないのですが、いかんせんリアルに子どもたちと触れ合う時間は少ないのが現状なんですよねぇ…。

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というわけで、子育ての多くの部分を母親であるワタシがやっており、どうしても平日はほぼワンオペで…子どもたちもそれが当たり前と思ってしまっているようです。

『孤育て』という言葉があるほど、子育ては女性のワンオペor負担が多いのが現状の日本。

でもそれって…昔からなの? 『子育ては女の仕事』ってイメージは一体いつから…? とモヤモヤが止まらなくなってしまったワタシ。

たぬ君とおこん に日本の歴史を教えてもらおう!


そこでスマホにダウンロードしたての歴史検索アプリを開くと…
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突如現れた不思議な公家のたぬ君と遊び女おこんのふたりは歴史空間への案内人?! ワタシが疑問に思っていること、この目で確かめさせてもらえることになりました!

江戸(幕末)は子どもの楽園だった…?


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たぬ君の持つ葉っぱマジックでドロンとタイムリープしたのは、幕末日本の街並み。

馬や人が賑やかに行き交う大通りで何より目立っていたのは道のど真ん中を楽しそうに遊び場にしている子どもたちの姿でした。
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この頃は各国からの外国人使節たちも日本に来ていて、ヨーロッパとは明らかに違う子どもへの対応の差に大いに驚いたんですって。在留外国人たちの記録に、江戸時代の日本では子どもたちが大人からとても大切にされて、愛情深くのびのびと育っていたという風景が残されているようです。

例えば馬車の先駆けをする別当(係)の
道路の中央に安心しきって坐っている太った赤ちゃんを抱き上げながらわきへ移したり、耳の遠い老婆を道の傍へ丁重に導いたり、実際10ヤードごとに人命をひとつずつ救いながら進む
そんな様子も見られてちょっとほっこり。

そして、もっと驚いたのは長屋の並ぶ庶民の住宅街。

江戸の日常の中では父親たちが当たり前に子育てをしていたんです!!
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イザベラ・バードはこう記しています。
毎朝6時ごろ、12人から14人の男たちが低い塀に腰を下ろして、それぞれ自分の腕に2歳にもならぬ子どもを抱いて、かわいがったり、一緒に遊んだり、自分の子どもの体格と知恵を見せびらかしているのを見ていると大変面白い。
幕末に来日したオールコックというイギリス人は上陸した長崎の様子を見て『子どもの楽園』という表現で記していました。

子どもという存在が、親だけでなく大人たちから、つまり社会全体からとても大切に扱われ
「子ども達は朝から晩まで幸福であるらしい」
と西洋人の目に映っていたなんて、ちょっと胸にくるものがありますよね…。

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明治以降、欧米に追いつけ追い越せで必死に西洋文化を受け入れていった日本。その時代に、より生産力を高め富国強兵を目指す中で男女の役割も変わっていって…というのが現代の形になっていった経緯みたいですね。

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