コミックエッセイ:シャトー家の観察絵日記
悩んだ登園しぶり…不安が消えるまで息子に寄り添ったことで見えた風景とは【シャトー家の観察絵日記 Vol.23】
■教室まで付き添ったことで見えた風景
息子の登園しぶりのために教室前まで付き添っていたときに、子どもたちの普段見られない姿が見られるのが密かな楽しみでもありました。
教室まで勢いよく走って、思わず転んでしまう子。
お友だちと会って仲良くおしゃべりしながら教室まで歩く子たち。
靴から上履きシューズに履き替えずに、靴箱前でしばらくぼんやり座り込む子。
いろんなかわいい様子を見て癒されていましたが、特に印象深かった出来事があります。
普段スタスタと幼稚園の門からひとりで入って行くお友だちが、実はお母さんの見えないところで泣いている。
スタスタと幼稚園の門をひとりで入って行っても、実はすごく頑張ってたんだ!
お母さんに泣いてるところを見らえないように塀に隠れる姿に驚きつつ、先生に声をかけた方がいいかな? と考えたそのとき…!
泣いてる子にお友だちが寄り添って慰めたり励ましたり。
困っているお友だちに手を差し伸べる姿に成長を感じて、とても眩しくて、微笑ましくて、あたたかな気持ちになりました。
わかりやすく登園しぶりをする子も、平気な顔で幼稚園に入って行く子も同じように幼稚園に慣れるために頑張っているんだな、と息子の登園しぶりを通じて知りました。
息子は年中になって、「ついてこないで!」とスタスタと幼稚園に入って行きますが、このときのことを思い出して、降園後は「お疲れさま」の気持ちを込めてじっくりハグタイムを取るようにしています。(息子の方から邪魔そうにされることもありますが…苦笑)
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