コミックエッセイ:メンズかーちゃん~うちのやんちゃで愛おしいおさるさんの物語~
子どもが他人を傷つけたとき親が考えること/大人をケガさせてしまった息子(後編)【メンズかーちゃん~うちのやんちゃで愛おしいおさるさんの物語~ 第111回】
キーちゃんがふりかざした手によってケガをした弟は、病院へ。その診察結果を家で私やキーちゃんはドキドキしながら待っていました。キーちゃんは起こった出来ごとにショックを受けて下を向いていました。
もちろんキーちゃんは弟をケガさせようといった悪意があったわけではありません。でも人をケガさせてしまったことは事実。キーちゃん自身もいけないことをしたという気持ちがあることはわかったので、どう話せばいいのか悩みました。
そして私は静かに次のように伝えました。
そういうとキーちゃんが泣きそうになりながら頷きました。
そして検査結果は…
弟とはいえ、自分の子どもがしてしまったことが本当に申し訳なくて…。それに小さい子どもでも大人を骨折させてしまう力があることに衝撃を受けました。そしてもしこれがお友だちだったとしたら…。
今回の件は、私たち夫婦が、子どもたちに遊びでの力加減についてきちんと理解できるように伝えていなかったことが、一番の問題だと思います。これまでも大人側がコントロールしているとはいえ、子どもたちは普段から遠慮なくごっこ遊びを仕掛けていたので、そのときに声をかけていればよかった…。
そして結果として、子どもたちは「大人には手加減をしなくていい」と間違った思い込みをさせてしまったと思います。