コミックエッセイ:両手に男児
地下室を作ろう! 子どもの思いつきが大惨事に…/人生で一番後悔してること(前編)【両手に男児 Vol.42】
掘りかけの穴が事件を起こす…
しかし…
掘ってみて『あ、これ、無理かも』と、はじめて気づいたわけですが、1時間ほど掘っても(結構やったな)自分の体半分も埋まらないほどの穴にしかならずゲンナリしてしまいました。
この時点でほぼ、地下室作りは諦めモードだったと思うんですが、小一時間かけて掘った穴ですし、また気分が乗るかもしれないと、その時は一旦穴を隠すために家にあったベニア板で穴をふさぎ、その上に土をかけました。
その後、やはり地下室作りへの情熱はきれいサッパリなくなり、隠された穴をそのままにして夏休みは駆け足で終わっていったのでした。
二学期が始まり、家の横に掘った穴のことなど頭からきれいさっぱり消えかけていたある日のこと。
学校から帰ると母の様子が慌しく、どうしたのか聞いてみた所…
『おじいちゃんが裏庭で足を骨折しちゃったのよ』
母の言葉を聞いたその瞬間、私の脳裏にはあの『穴』の存在が光の速さで戻ってきて自分の体がヒンヤリ冷たくなるのがわかりました。
次回に続きます。
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