コミックエッセイ:両手に男児
「穴を掘ったのは私」告白すると祖父は…/人生で一番後悔してること(後編)【両手に男児 Vol.43】
ウーマンエキサイトをご覧のみなさんこんにちは! はなうさです。
今回は
『私が今までにした中で最高に最悪なこと』
後編です!!
小学四年の夏休みに思いつきで地下室を作ろうと掘った穴。結局そのまま放置して二学期に突入したある日、祖父が穴のある裏庭で骨折したと聞き…
裏庭で骨折と聞けば普通なら足挫いたのかななどと思うところでしょうが、この時の裏庭には私が掘ったあの穴があったので嫌な予感がしました。そしてやはりそれが的中。
大変なことになってしまった、という罪悪感に襲われていた私はその時母にあの穴を掘ったのは自分だと打ち明けられませんでした。
その時、思い出していたことがありました。
それは私が小学生に上がる頃まで生きていたひいおばあちゃんのことで、元気だったひいおばあちゃんがある日骨折してからみるみる元気がなくなり、その後すぐ他界してしまったのです。
葬儀の席で「あの骨折がなければ」と悔やむ親戚の会話を聞いていた私は、祖父の骨折=死というあまりにインパクトの強いイメージを抱いてしまい怖くなってしまいました。
それでもやはり祖父のことが心配で様子を見に行くと祖父は庭にいました。
骨折しても大好きな庭いじりをする祖父の姿を見て少し安心しましたが、安静にしていなくていいのかという不安もあり、祖父には穴のことを正直に話すことにしたのですが…。