コミックエッセイ:シャトー家の観察絵日記

私の注意は届いている? 「なんでも触って確認したい」息子が変わってきたワケ【シャトー家の観察絵日記 Vol.30】



触ったら危険なものや触ってはいけないものがあるんだよ、触る前に「これ触っていいんだっけ」って考えてみようね、と話しました。
息子のように触りたい欲求が強く、そう思った瞬間に手が伸びてしまう子には難しいことだと認識しつつ、それでも、触ったら危険なものや触ってはいけないものかどうか「考える練習」をしていければと思いました。

■長い間苦戦してきたのに急に解決!?

そして伝え続けたことで変わったこともあります。

最近そのことで一番感動したのが、「飲食店の呼び出しブザー」です。

飲食店での店員さん呼び出しベルも息子はすぐに押したがります。お店に行くたびに、「これは注文が決まったら押すボタンだから、注文が決まったらゴウくんに押してって頼むね」と根気強く言い聞かせました。
息子は飲食店に行くと、必ずテーブルに置いてある呼び出しブザーを押したがりました。だから私はいつもレストランの席に着いたら、真っ先に呼び出しブザーを息子の手の届かないところに避難させて、「これは注文が決まったら押すもの。注文が決まったら押してもらうから待っていてね」と伝えていました。

不思議なのは、飲食店の呼び出しボタンは押したがるけれど、エレベーターやバスのボタンは押してはいけないと理解しているのか、必要な時以外は押すことがありませんでした。

しかし5歳になってしばらく経ったある日!

すると5歳になったある日突然、理解できたようで「注文が決まったら押すんだよね。ゴウくんが押したいから注文が決まったら教えてね」と自分から言ってくれました。突然の成長に嬉しくて、この時の衝撃は忘れられません。
小さな変化だけど、根気強く伝えてきた私からしたら衝撃的な瞬間で、この時の喜びは忘れられません! これ以降、呼び出しブザーに飛びつくことはなくなり、飲食店でゆっくり席に座ることができるようになりました。


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