コミックエッセイ:猫の手貸して~育児絵日記~
子どもの干支、気にする?気にしない? 幼少期の私と「うさぎどし」の思い出【猫の手貸して~育児絵日記~ Vol.52】
それは今から遡ること30年近く前、私がまだ幼稚園の年少さんか年中さんだった頃。
同じクラスの子同士で「みんな何どし?」という謎の質問がブームになった時期があったんです。
「みんな何どし?」もなにも、同級生なんだから2種類しかいないんですが(私の学年の場合多くが巳年、早生まれだと午年)、そこはまだ幼児なので学年で干支は同じものってことは誰も分かってないんですよね。
私も自分の干支は知っていたものの、同級生が大体同じ干支だということも、他になんの干支があるかということも知りませんでした。
そんな中、いつもおしゃれでお顔もお人形みたいにかわいいAちゃんから、驚きの発言が。
んなわけあるかーーーい!!なんですが、誰も気づかないので「クラスで一番良い干支(かわいい干支)の人はAちゃん」ということになりました。
Aちゃんも別に嘘をついたわけではなく、多分干支の意味を知らなくて単純に自分の好きな動物を言っただけなんだと思います。
ただ、干支の中でもかなり可愛くない部類の巳年を自覚していた私としては「うさぎどしはやっぱりこのくらいかわいい子しかなれないんだ…!」という、謎の憧れを抱いたのです。
とまあそんな憧れの卯年に産まれる第三子ですが、だからって今さら別にどうということもありません。もちろんAちゃんに対して「嘘ついたな!」なんて思ってもいないし、「私も卯年に生まれたかった」とも思いません。
そもそも干支なんて生まれ年でみんな一緒なんだし、それで性格やら相性やら決まるはずもなし。話を戻して、子どもの干支もそんなに気にすることないでしょ〜と、友人と笑っていたのですが…