コミックエッセイ:両手に男児

1人で泣いたあの夜が、数年後の反抗期の原因に…?/父と口をきかなかった3年間(3)【両手に男児 Vol.46】



妹の親友が引っ越し
数ヶ月後妹を親友のところに連れていくことに
誕生日と重なってしまったいいよと言ったけれど
その夜一人で泣いた本当は行ってほしくなかったんだ
妹の親友が夏休みに遠くへ引っ越してしまってから妹の元気がなかったのは当時子どもだった私の目から見てもわかるほどでした。

引っ越した友だちに会わせたいという父の想いも理解できましたし、私の誕生日は2人が妹の友だちに会いに行く前に家族みんなで祝ってくれました。

なにより、帰ってきた妹はとても嬉しそうで安心したのを覚えています。

しかしながら当時まだ幼かった私は、やはり胸の奥深くで自分の誕生日に家族がいないことが悲しくて辛かったと傷ついていました。

良い子になって納得し、モヤモヤした感情に蓋をしてそれが反抗期で爆発したのかもしれません。

今となっては私が反抗期当時の父の気持ちを想うと申し訳ない気持ちと、長い期間見守ってくれたことに感謝しています。

(父との仲が今良好なのも反抗期の時の父の寛容さあってこそだと思っています)

今では自分自身も二児の母。

これから沢山の選択をしながら二人にどう寄り添えばいいのか、なにを優先すべきなのかその都度見極めていく立場となった今、とても考えさせられる過去なのでした。

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