コミックエッセイ:にぃ嫁さんち
産後の大量出血をきっかけに…性教育への思いが芽生えた瞬間【にぃ嫁さんち 第67話】
突然ですがわが家では…
長女に生理のことは隠さず伝えています。
きっかけは私が次女を出産後、実家に里帰りをしていた時のこと。
朝、洗面所で歯磨きしていたら突然大量の悪露が出てしまい、産後ナプキンでもおさまらずに思いっきり漏れてしまったんです。
その時はトイレより近かったお風呂場に駆け込んで母に手助けしてもらい事なきを得たんですけど、
ちょうどその時に長女も一緒にいて、いきなりママが血祭りになったもんでプチパニック!!!そりゃそうですよね…。
でもここで変に誤魔化すよりは、きちんと女性の身体の仕組みを教えるチャンスかも…って思ったので、当時3歳だった長女に出産の事・悪露の事・生理の事を普通に説明してみました。
もちろんまだ3歳だから全部わかってはいなかったと思いますが、
《ママから血が出たのは病気じゃない。赤ちゃんを産むって大変なことなんだ》というのは理解してくれたようで、何度もありがとうと言ってもらえました。泣けた。
それから定期的に長女からあの時の「オロ事件(悪露とオロオロをかけてる)」の話があがり、その度に女性の身体の生理現象について説明して、今ではすっかり生理に理解を示してくれています。
でも…これって私の子どもの頃ではあり得なかった光景だと思うんです。
なんていうかまだ
「生理=人に知られたら恥ずかしいこと」みたいな考え方が主流だったから。
私が生理について詳しく聞いたのはたぶん小学校高学年の保健の授業(もちろん男女別)だったと思います。
でもそれってずいぶん遅い気がする。
そんなにひた隠しにする必要がどこにあるんだろうか?
女性にとっては自然ですごく大切なことなのだから別にさっさと教えてしまえばいいのに…と個人的には思っています。
なのでもし娘から「赤ちゃんはどこからくるの?」とか聞かれても、コウノトリとは絶対に答えません(笑)
それに性知識を早く教えておけば、自分の身に起こっていることを理解することにもつながる。
何もわかっていないリスクは大きいと思う。
そしてもう一つの希望としては、性についても普段の会話同様に気兼ねなく話せる関係性を築いて、なるべくオープンに相談し合える親子になれること。
正直私は母にそんな事を絶対に相談できませんでした。恥ずかしいし親からも聞きたくないオーラがあった(笑)
だからこそ、迷った時や困った時にいつでも助けを求められる存在でありたいなと。
そして一方的な親の押し付けにならないように、娘と一緒に悩んで学んで考えていけたらいいな。
そんな母親としての色んな理想や思惑が100%叶うとは思っていないけど、まずは性に関する親子感での不必要な恥ずかしさを取っ払っていきたいと思っています。
娘たちが幸せな人生を歩んでくれることだけを切に願っています。
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