コミックエッセイ:ドイツDE親バカ絵日記
まるで別人格!? 喋る言葉で雰囲気ががらりと変わるバイリンガルの息子【ドイツDE親バカ絵日記 Vol.59】
ウーマンエキサイトの皆さん、こんにちは!ドイツで子育てをしている主婦のぱん田ぱん太です。
わが家のフリッツ君は現在5歳で、ドイツ語と日本語を話すバイリンガルボーイです。彼が日本語を学ぶ機会はというと……。
定番ですが、こんな感じ。そしてもちろんシチュエーションによっては私も彼とドイツ語を話しますし、ドイツの歌やアニメも楽しみますし、ドイツの絵本も読んでいます。
それらに加えて、さらにドイツ語に触れる機会は……。
こんな感じ。ドイツ暮らしなので、当然幼稚園ではドイツ語オンリー。
わが家は私のドイツ人のパートナー・シュテフとの3人暮らしなので、シュテフと話す時は当然ドイツ語ですし、離婚した元夫の家でパパや祖父母と話すときもドイツ語です。
こういった生活環境で、ドイツ語に触れる機会のほうが格段に多いため、もちろん日本語よりもドイツ語のほうが上手なフリッツ君。その差が顕著に現れるのが「叱ったとき」なのです。
日本語の語彙(ごい)がまだ少ないからなのか、日本語で叱られたとき、フリッツ君はとっても素直に納得してくれます。
一方でドイツ語で叱ると、スラスラと流暢に出るわ出るわ、反論の言葉!
最終的には叱られたことを納得して行動してくれますが、とにかく言葉で反論しないと気が済まない様子。
その上、彼のドイツ語は彼の祖母の影響を強く受けており、少し方言の混じった老年のドイツ人女性のようなしゃべり方をすることもあり……。
実年齢が現在5歳のフリッツ君ですが、ドイツ語を話すときは15歳くらい、日本語を話すときは2歳くらいの子に感じてしまうのです!
おまけにこれは大人にもよくあるのですが、日本語を話すときは少し声のトーンが高く、ドイツ語を話す時は声のトーンが低くなるので、目をつぶって聞いていると余計に同じ子供のセリフとは思えない! 母はそのギャップに困惑すること多し。
そして、ある夜のこと……。フリッツ君が寝た後に、私は仕事部屋で少し作業をしていました。
すると、隣のリビングからフリッツ君の声が。どうやら夜中に目を覚まして、子ども部屋から出て来てしまったようです。
リビングにいたパートナーのシュテフに、自分の状況をドイツ語でスラスラと説明するフリッツ君。私が後ろから日本語で声をかけてみると……。
突然、赤ちゃんのような声と日本語で甘えてくるフリッツ君!
ギャップがかわいらしくて笑ってしまうときもあり、いつかこれが無くなってしまうのかも……? と思うとちょっぴり残念ですが、今後も様子を伺いたいと思います。
これって、”バイリンガルの子あるある”なのでしょうか!?
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