コミックエッセイ:両手に男児

行かなくていい!? 長男の登園渋りを改善した夫の一言【両手に男児 Vol.50】



ぶつかる友だちはだいたい同じ
遊びに誘われて長男が乗り気にならないとおもちゃを取られたりする
長男と一緒に遊びたいAくん、しかし今は他のことがしたい長男。気持ちの切り替えや、想いをうまく伝えることがまだ難しい年頃ならではのぶつかり合い。

こちらは先生が気にかけてくれていて、いつもフォローに入ってくれていました。

さらに感受性が強い長男は
友だちが責められても泣いていた
そしてもう一つ。お友だちが風船を割ってしまい周りのお友だちが強く指摘している様子を見るのが辛くて泣いてしまう、なんてことも。

みんな言葉が悠長になってくるので、そういったシーンでも強い言葉が出てしまうこともあり、そんな時言われている本人より長男が泣いてしまうこともあったそうです。

小さいながらに周りとの人間関係に戸惑いながら過ごしていた長男。

親としては全力でサポートしていきたい!でもこの先色々心配な気持ちも正直ありました。

すると夫は
行きたくなかったら行かなくていい嫌なことは嫌と言っていい
長男の表情に光が差したのがわかった
そんな長男へ、ある日旦那が言った言葉。

「行きたくなかったら行かなくていい」

その言葉を聞いた瞬間、「仕事は!?」と思ってしまった私とは裏腹に、長男の顔には光が差すのがわかりました。

旦那が長男と話すのを見て、私は今まで自分は長男に具体的な言葉をかけていなかったことに気づきました。

そして、「行きたくなかったら行かなくていい」という大胆な言葉と一緒に「自分の気持ちは声に出していいし、出さなければ伝わらない」という大切なことを長男に教えてくれた旦那。

その後、少しずつ「いやだ」を相手に伝えられるようになった長男は気持ちを言うことで友だちと反発し合ったりもありつつ、泣いたり登園拒否することは徐々に減っていきました。

子どもが成長するにつれて増える子ども同士の人間関係トラブル。

子どもは親元を離れ少しづつ強くなり、親もそれと共に子どもへの接し方や寄り添い方を学ぶ日々です。

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