コミックエッセイ:いわゆる育てにくい子でした
息子の他害で謝罪…何も言ってもらえないのがつらい【いわゆる育てにくい子でした Vol.3】
息子は、いわゆる「育てにくい子」でしたーー。
ワンオペで息子のトールくんを育てるメイさんは、とてもつらい思いをしていました。トールくんが癇癪を起こすようになり、特に外で泣き出すと周囲の目が冷たかったのです。そして、さらに他害が始まり…。児童館で女の子を叩いてしまった息子にショックを受けるメイさん。「なぜ?」「どうしたらいい?」何度も何度も自分に問いかけます。そして、メイさんがたどりついた覚悟とは…?
数年後にASD(自閉スペクトラム症)とADHD(注意欠陥・多動症)の特性を持つ発達障がいだと診断される息子を育てる中で、メイさんが周囲の態度や言葉に傷つきながらも対処法を模索し、トールくんをサポートしていく様子を綴ります。
■前回のあらすじ
癇癪を起こすと自分自身が納得するまで泣き続ける息子トール。対処に悩む母だったが、もっとつらかったのは他害で…。ある日児童館に行くと、トールが女の子を突然叩いてしまう。理由もわからず困惑するが…。
■謝っても…
「先に捕まえれば良かった…」というのは、今になったら当たり前のようにわかることですが、そのときはとっさにわからなくて…。失敗してから、こうすれば良かったと学ぶことが多かったです。
謝っても何も言ってもらえなかったときは、正直すごくショックでした。
でも、子どもが泣かされたらもちろんすごく嫌だと思うし、子どもの機嫌がやっと良くなってホッとした矢先だった、ということも考えられますし、そもそも手を出したこちらが悪いので、私は傷付いたりする資格はないと思っていました。