子育て情報『安全・防犯のために子どもに伝わる約束の仕方』

2016年3月4日 09:00

安全・防犯のために子どもに伝わる約束の仕方

安全・防犯のために子どもに伝わる約束の仕方

「道路には飛び出さない」「ママのそばから離れない」など、安全のためにお子さんとしている約束はたくさんあると思いますが、気になるのは、子どもがしっかり理解できているかどうか。子どもに伝わるように約束するためのポイントを安全教育の専門家である宮田美恵子さんに聞きました。

交通事故
【ママが難しいと感じていること・困ること】
● 何かに夢中になるなど、他のことに気を取られると道路に飛び出しそうになる。
● いくら約束をしても忘れてしまう。

約束ポイント1
約束を守れない年齢であることを忘れずに
安全・防犯のために子どもに伝わる約束の仕方

就学前の子どもの交通事故で一番多いのは、「飛び出し」です。あんふぁん読者アンケートにも「ヒヤッとした体験」として「飛び出し」がたくさん挙がっていました。
この年頃の子どもたちは、道路の向こう側にパパが見えたらパパしか見えなくなるし、ボールが転がっていったらボールしか見えません。自分とパパだけ、自分とボールだけの世界になってしまい、走っている車は目に入らないのです。自己中心的な世界に生きているので、「飛び出しちゃだめ」といくら約束をしても、守るのがまだ難しい年齢なんですね。
これは交通ルールの約束に限ったことではありません。安全の約束をすることはとても大切ですが、そういう年齢だということを頭に入れて、大人が先回りして子どもを守ることも忘れないでください。
約束ポイント2
守ってほしいことをその場で教える
安全・防犯のために子どもに伝わる約束の仕方

交通安全の約束については、よく遊びに行く公園や歩く道を「交通」という観点を持って、親子で実際に歩くのがお勧めです。
年長さんだったら、小学校までの通学路を一緒に歩いてみましょう。
交通安全では、「止まる・待つ・見る」の3つが大切です。横断歩道があったら、「ここでは、この位置で止まって待つんだよ」と、その場で具体的に教えてください。子どもに歩道と車道の境界線の所で待つように言うと、本当に線ギリギリの所で待つことが多いんです。車に巻き込まれることがあるので、「一歩下がって待つ」など、安全な位置を教えましょう。
次に「見る」ですが、子どもたちは「右・左」を見ているようで見ていないことが多いもの。頭は動かしているのですが、車やバイクなどが来ていないかを確認しようという意識がないのですね。
そこで、横断歩道を渡るときは、「運転手さんの顔を見て渡ろうね」と教えてあげてください。
アイコンタクトを送ることでドライバー側の注意も呼び起こせます。

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