相手の視点でものが見られるようになるのは4歳から6歳といわれ、失敗しながら相手を思いやる言動を学んでいきます。失敗を否定せず、学びに変える関わり方を見ていきましょう。
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Q.友達や妹に対して威圧的な言い方をします
年長の長女のことで悩んでいます。下に年少の妹と1歳の弟がいます。妹や友達から「貸して」と言われて貸したくないときに「今使ってるのー!」と威圧的な言い方をします。きっと私がそういう言い方をしているときがあるのでしょう。優しいお姉さんの面もあるのですが、注意しても直りません。キツイ言い方のせいで友達から仲間外れにされたら…と心配です。
[埼玉県・かなころ]
A.ママが優しい言い方のモデルになってあげて
子どもは周りをモデルにしながら話し方を身に付けていきますが、ママがモデルとは限りません。近所のお姉さんをマネしているのかもしれないですよ。今は周りとの関わりの中でコミュニケーションの取り方を学んでいる時期。キツイ言い方をして時に失敗しながら成長している途中です。そして、自分の気持ちを言えるのはとても大事なこと。子どもの気持ちを認めて「1回使ったら貸してあげようね。ママだったらそうするな」というように、いつも近くにいるママが優しい言い方のモデルになってあげましょう。それを吸収してコミュニケーションの取り方を学んでいけば、仲間外れを心配することもなくなるはずです。
優しいお姉さんの面もあるとママはちゃんと分かっているので、「○○ちゃんは優しいね」と言葉に出して伝えてあげてくださいね。言葉にしないと子どもには通じません。また、年長さんといってもまだまだ甘えたい年頃。ほんの5分でも10分でも、上の子と二人だけで過ごす時間をつくりましょう。忙しいとつい後回しになりがちですが、時間ができたら真っ先に、ママから声を掛けてください。子どもが「私のことをちゃんと見ていてくれる」と感じられることが大切です。
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