子育て情報『子ども同士のケンカ「ごめんなさい」を言わせて終わるより大切なこと』

子ども同士のケンカ「ごめんなさい」を言わせて終わるより大切なこと

公園や児童館などの子どもが集まる場所に行くと、起こりがちな子ども同士のケンカ。その時によく見かけるのは、すぐにママが仲裁に入り、自分の子どもに「ごめんなさい」と言わせて解決する姿。
元保育士の私としては、「ああ~!もったいない!」と思ってしまいます。
ケンカは子どもにとって成長のチャンスなのです。

そこで今回は、保育の現場でやっている、子ども同士のケンカの時、「ごめんなさい」を言わせるより大切なことをお伝えします。

目次

・ケンカは成長のチャンス
・子どもの気持ちを代弁しよう
・自分たちで仲直りできるようにしよう
・平等だけが解決策じゃない
・子どものケンカ、前向きに見守ろう


子ども同士のケンカ「ごめんなさい」を言わせて終わるより大切なこと


ケンカは成長のチャンス

ケンカは、人に思いを伝えた結果、ぶつかってしまうから起こります。思いを伝えることは、人と関わっていく中で必要なことですよね。
たくさんケンカをすることで、ぶつかった時どのように解決するか、引き出しがどんどん増えていくのです。
また、どんな伝え方をすればケンカにならないかということも、少しずつ学んでいきます。
ケンカをして仲直りする経験を積み重ねていくと、コミュニケーションが上手になり、人と関わることが好きになります。
そのため保育の現場で先生は、ケンカは成長の機会ととらえて対応しています。

子どもの気持ちを代弁しよう

まだ言葉の話せない年齢の子どもは相手を叩いたり、大声をあげたりしてケンカになることが多々あります。
物の取り合い、自分の行きたい所にいたからなど、大人にとっては些細なことでも、子どもにとっては大きなこと。
うまく言葉にできないためケンカに発展します。その時になにより大切なのは、大人が子どもの気持ちを代弁することなのです。

オモチャの取り合いでケンカになり叩いてしまった場合、「これが欲しかったのね」「ひっぱられて嫌だったね」など、まずは子どもの気持ちを汲み取り代弁します。

子どもは、気持ちを理解してもらえて落ち着くとともに、自分の気持ちを伝える言葉を知ることができます。
その上で「次は、貸してって言ってみよう」など方法を伝えるとよいです。
代弁することをせず、「叩いてはダメ」と教えたり、「ごめんね」を言うことだけを教えても、子どもは解決方法を学べず、同じことを繰り返してしまいます。

自分たちで仲直りできるようにしよう

言葉が話せる年齢になったら、ケンカになった時、なるべく自分たちで仲直りするようにサポートしてあげましょう。言葉で相手に気持ちが伝えられるようになっても、やりたい事が一緒で「これぼくの!」「わたしが先!」

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