梅雨バテ・夏バテならこのメニュー!子どものおかわりが止まらない!
暑い夏は子どもの食欲が落ちたり、ママも暑くてキッチンに立ちたくないなんてこともしばしば。
うちの息子も夏バテしやすく、普段よりもごはんを食べなくなってしまいます。もともと、食が細い方なので少し食べないだけでも心配に…。
今回、息子の離乳食の時からお世話になっているマクロビ料理講師の松井延子さんにお話しを聞きながら、暑い時期も子どもが喜んで食べるおすすめのメニューを教えていただきました。
松井さんが教えてくれるレシピは、どれも簡単な時短料理。夏の暑い時期に、時短でおいしい料理はママにとっても助かります。
「一番のポイントは、旬の食材、鮮度のよいものを選ぶことです」と松井さん。
「旬でその時期に一番おいしいものを選べば、何か特別な味つけをしなくてもおいしいんです。
以前に習った料理も、塩をふってせいろで蒸すだけ、素材の味を活かした重ね煮、ポタージュなど、とても簡単なものばかり。
素材そのものの味が生かされているため、調理過程も、調味料も少なくてすみ、とてもヘルシー。夏でも胃が疲れにくく消化の負担がかかりません。
子ども達に作ってあげると、びっくりするほどパクパク食べてくれました。
暑いと、お米が重たく感じて、ごはんを食べなくなってしまうことも多いのではないでしょうか。
息子は夏になると「ごはん(お米)いらない」とよく言うのですが、ごはんを酢飯に変えただけで、おかわりをするくらいよく食べてくれるようになりました。
松井さんいわく、お酢は夏バテ防止や、食欲促進に効果があり、消化吸収も助けてくれるのでおすすめなのだそう。
わが家では、海鮮丼にしたり、簡単に海苔やゴマ、納豆をのせて食べますが、野菜もいっしょに取れるレシピとして【冷やし中華ごはん】を教えてもらいました。
上にのせるのは、鶏肉、ハム、油揚げ、きのこ類、なす、オクラ、ピーマンなど、自宅にあるものでOK。生野菜が苦手なお子さんには、蒸した野菜など火を通したものを。
大人用のごはんにはシソを混ぜてもいいですね。たれは冷やし中華にも使えるので覚えておくと便利ですよ。
【冷やし中華ごはん】
■材料(4人分)
・常温のごはん…ごはん茶碗4杯(酢飯もおすすめ)
・厚揚げ…1個(油抜きをして、一口大に切る)
・キュウリ…1本(輪切りにする)
・トウモロコシ…1本(適当な大きさに切って蒸し、包丁でそぐ)
・カボチャ(中)…1/8個(食べやすい大きさに切って、蒸す)
・ミニトマト…5個(1/4または1/2に切る)
・乾燥ワカメ…小さじ2(水でもどし、適当な大きさに切る)
・カイワレ大根…1パック(大人だけでも)
・ゴマだれ(ゴマペースト…大さじ4、味噌…大さじ2、しょうゆ…小さじ2、りんご酢または米酢…大さじ1〜1と1/2、メープルシロップまたは米飴…大さじ1~2、水またぬるま湯…大さじ3~4)
■作り方
1. ゴマだれをつくる。すり鉢に、材料をすべて入れ、ペースト状にする(またはフードプロセッサーなどで混ぜ合わせる)
2. 皿の上にごはんを平らに盛り、その上に具材を盛りつける。味噌だれをかけながらいただく
もうひとつ、松井さんのイチオシは【トウモロコシごはん】。
ポイントは、トウモロコシを丸ごといっしょに炊くことです。トウモロコシの芯からはおいしいダシが出て、驚くほどの甘みやうま味を感じますよ。
豪快な見た目はインパクト抜群で、本当においしかったです。
【トウモロコシごはん】
■材料(4人分)
・白米…3カップ(お米は洗ってザルにあげて吸水させる)
・トウモロコシ(中)…1本
・水…3カップ
・塩…3つまみ
■作り方
1. 圧力鍋(または炊飯器や土鍋)に、米、トウモロコシ(丸ごと)、水と塩を加え、蓋をして火にかける。圧がかかったら弱火にし、数分炊く(炊き時間は圧力鍋によって異なる)
2. 炊きあがったら、トウモロコシをトングなどで取り出し(熱いので注意)、芯から実をそぎ落とし、ご飯に混ぜればできあがり
※炊飯器で炊く時は、通常の白米モードで炊く。水分量も通常と同じ
子どもは自分の身体の状態にとても敏感です。食欲がないときは、本当に身体があまり欲してないときなのかも。そんな時におすすめなのが米甘酒です。
甘酒は冬に温めて飲むものと思われがちですが、実は夏の風物詩の一つで、夏の季語にも使われています。飲む点滴とも言われ、江戸時代から疲労回復や熱中症予防によく飲まれてきました。
松井さんの教室では手作りでも作りますが、市販のものでも大丈夫。最近はスーパーでも簡単に手に入るようになってきています。
ノンアルコールでストレート、できれば無添加のものを選んでくださいね。
酸味と塩分をプラスするために、レモンなどの柑橘系の果汁と塩を少し入れるのがポイントです。
また寒天やゼラチンを使って固めれば、簡単に甘酒プリンができあがります。冷やして食べると、立派な夏のデザートになりますね。
最後に、注意点も教えていただきました。「気をつけたいのは、身体を冷やし過ぎないことです。暑いからといって、ずっとクーラーの効いた部屋にいて、さらに身体を冷やす食べ物ばかり食べてしまうと、バランスを崩してしまいます」。
大事なのは、身体のバランスを保つこと。
暑い夏も外でたくさん遊んで、モリモリ食べる!そんな元気な日々を送りたいですね。
マクロビ料理講師 松井延子さん
都内で子連れOKのマクロビオティック料理教室・蓮の実キッチン主宰。
忙しくても時短&ヘルシーにできるレシピが人気を集め、ナチュラル離乳食幼児食クラスは1200組以上の親子が受講。
キッチンにある食材を使って不調を改善させるお手当てクラスや梅干しづくり、米甘酒などの発酵料理講座も人気。
現在、多くのクラスやセッションをオンラインでも開催中。
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<文・写真:ライターよこも>
うちの息子も夏バテしやすく、普段よりもごはんを食べなくなってしまいます。もともと、食が細い方なので少し食べないだけでも心配に…。
今回、息子の離乳食の時からお世話になっているマクロビ料理講師の松井延子さんにお話しを聞きながら、暑い時期も子どもが喜んで食べるおすすめのメニューを教えていただきました。
旬の素材を選ぶことが一番の時短につながる!
松井さんが教えてくれるレシピは、どれも簡単な時短料理。夏の暑い時期に、時短でおいしい料理はママにとっても助かります。
「一番のポイントは、旬の食材、鮮度のよいものを選ぶことです」と松井さん。
「旬でその時期に一番おいしいものを選べば、何か特別な味つけをしなくてもおいしいんです。
よい食材からはよい出汁が出ます」。
以前に習った料理も、塩をふってせいろで蒸すだけ、素材の味を活かした重ね煮、ポタージュなど、とても簡単なものばかり。
素材そのものの味が生かされているため、調理過程も、調味料も少なくてすみ、とてもヘルシー。夏でも胃が疲れにくく消化の負担がかかりません。
子ども達に作ってあげると、びっくりするほどパクパク食べてくれました。
ごはんをアレンジしてみましょう!
暑いと、お米が重たく感じて、ごはんを食べなくなってしまうことも多いのではないでしょうか。
息子は夏になると「ごはん(お米)いらない」とよく言うのですが、ごはんを酢飯に変えただけで、おかわりをするくらいよく食べてくれるようになりました。
松井さんいわく、お酢は夏バテ防止や、食欲促進に効果があり、消化吸収も助けてくれるのでおすすめなのだそう。
わが家では、海鮮丼にしたり、簡単に海苔やゴマ、納豆をのせて食べますが、野菜もいっしょに取れるレシピとして【冷やし中華ごはん】を教えてもらいました。
上にのせるのは、鶏肉、ハム、油揚げ、きのこ類、なす、オクラ、ピーマンなど、自宅にあるものでOK。生野菜が苦手なお子さんには、蒸した野菜など火を通したものを。
大人用のごはんにはシソを混ぜてもいいですね。たれは冷やし中華にも使えるので覚えておくと便利ですよ。
【冷やし中華ごはん】
■材料(4人分)
・常温のごはん…ごはん茶碗4杯(酢飯もおすすめ)
・厚揚げ…1個(油抜きをして、一口大に切る)
・キュウリ…1本(輪切りにする)
・トウモロコシ…1本(適当な大きさに切って蒸し、包丁でそぐ)
・カボチャ(中)…1/8個(食べやすい大きさに切って、蒸す)
・ミニトマト…5個(1/4または1/2に切る)
・乾燥ワカメ…小さじ2(水でもどし、適当な大きさに切る)
・カイワレ大根…1パック(大人だけでも)
・ゴマだれ(ゴマペースト…大さじ4、味噌…大さじ2、しょうゆ…小さじ2、りんご酢または米酢…大さじ1〜1と1/2、メープルシロップまたは米飴…大さじ1~2、水またぬるま湯…大さじ3~4)
■作り方
1. ゴマだれをつくる。すり鉢に、材料をすべて入れ、ペースト状にする(またはフードプロセッサーなどで混ぜ合わせる)
2. 皿の上にごはんを平らに盛り、その上に具材を盛りつける。味噌だれをかけながらいただく
もうひとつ、松井さんのイチオシは【トウモロコシごはん】。
ポイントは、トウモロコシを丸ごといっしょに炊くことです。トウモロコシの芯からはおいしいダシが出て、驚くほどの甘みやうま味を感じますよ。
豪快な見た目はインパクト抜群で、本当においしかったです。
【トウモロコシごはん】
■材料(4人分)
・白米…3カップ(お米は洗ってザルにあげて吸水させる)
・トウモロコシ(中)…1本
・水…3カップ
・塩…3つまみ
■作り方
1. 圧力鍋(または炊飯器や土鍋)に、米、トウモロコシ(丸ごと)、水と塩を加え、蓋をして火にかける。圧がかかったら弱火にし、数分炊く(炊き時間は圧力鍋によって異なる)
2. 炊きあがったら、トウモロコシをトングなどで取り出し(熱いので注意)、芯から実をそぎ落とし、ご飯に混ぜればできあがり
※炊飯器で炊く時は、通常の白米モードで炊く。水分量も通常と同じ
食欲がないときは甘酒はいかが
子どもは自分の身体の状態にとても敏感です。食欲がないときは、本当に身体があまり欲してないときなのかも。そんな時におすすめなのが米甘酒です。
甘酒は冬に温めて飲むものと思われがちですが、実は夏の風物詩の一つで、夏の季語にも使われています。飲む点滴とも言われ、江戸時代から疲労回復や熱中症予防によく飲まれてきました。
松井さんの教室では手作りでも作りますが、市販のものでも大丈夫。最近はスーパーでも簡単に手に入るようになってきています。
ノンアルコールでストレート、できれば無添加のものを選んでくださいね。
酸味と塩分をプラスするために、レモンなどの柑橘系の果汁と塩を少し入れるのがポイントです。
また寒天やゼラチンを使って固めれば、簡単に甘酒プリンができあがります。冷やして食べると、立派な夏のデザートになりますね。
身体の冷やしすぎに注意!バランスを大切に
最後に、注意点も教えていただきました。「気をつけたいのは、身体を冷やし過ぎないことです。暑いからといって、ずっとクーラーの効いた部屋にいて、さらに身体を冷やす食べ物ばかり食べてしまうと、バランスを崩してしまいます」。
大事なのは、身体のバランスを保つこと。
暑い夏も外でたくさん遊んで、モリモリ食べる!そんな元気な日々を送りたいですね。
マクロビ料理講師 松井延子さん
都内で子連れOKのマクロビオティック料理教室・蓮の実キッチン主宰。
忙しくても時短&ヘルシーにできるレシピが人気を集め、ナチュラル離乳食幼児食クラスは1200組以上の親子が受講。
キッチンにある食材を使って不調を改善させるお手当てクラスや梅干しづくり、米甘酒などの発酵料理講座も人気。
現在、多くのクラスやセッションをオンラインでも開催中。
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<文・写真:ライターよこも>