子育て情報『周囲の人を睨みつけながら歩いていた息子。対処法は意外なところにありました。』

2016年7月14日 11:00

周囲の人を睨みつけながら歩いていた息子。対処法は意外なところにありました。


人前で話すのがとても苦手な息子

周囲の人を睨みつけながら歩いていた息子。対処法は意外なところにありました。の画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11021000396

発達障害のある息子は、とても不安が強い子どもで、小学校高学年の時には、その不安気質が目立つようになりました。

人前で話すのを恐れ、いつも不安そうな顔をしていました。

息子が不安を和らげる為に使っていたのがマスクや帽子。その姿は一見すると不良の様にも見え、印象は良くありませんし、周りはギョッとした目で息子を見ることもありました。

でも、今では外しなさいとは言わず見守るようにしています。「子どもの行動には子どもなりの意味があるんだ」という事を知るきっかけになった時のことをお話します。



人目を気にしすぎるあまり不自然に

周囲の人を睨みつけながら歩いていた息子。対処法は意外なところにありました。の画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11021003886

息子は発達の凸凹から忘れ物をしたり授業がわからなかったり、と失敗ばかり繰り返していました。そして気が付けば、いつも目立たないように過ごす子どもになっていました。

手を動かすのも顔を動かすのも最小限。その動きは周りから見れば不自然です。でも、彼にはそうする事しかできなかったようです。

楽しいはずの修学旅行でさえも、とても疲れた顔で帰ってきたほどでした。
息子は次第に外出する事自体がストレスになり、出かけるのを嫌がるようになっていきました。

自宅ではとてもリラックスし、笑顔も笑い声もたくさん出ます。ですが、外出した途端に顔色が変わり、その表情はまるで周りをにらんでいるように見え、親の私でさえも、の顔にドキッと心を傷めるほどでした。

息子は不安が強すぎて、周りに気を張り過ぎていたのでしょう。


「おれ、マスクをしてたら安心するんよ」

周囲の人を睨みつけながら歩いていた息子。対処法は意外なところにありました。の画像

Upload By 多原美加

息子は、いつも帽子を深々と被っており、帽子を忘れた時には上着のフードを被る時もありました。そんな中、風邪気味の息子にマスクをさせて外出した日以来、彼は外出時に必ずマスクを着用するようになりました。


風邪が完治してもマスクを外すことはなかったので、「息苦しくないの?」と聞いてみると「おれ、マスクしてたら安心するんよ」と言うのです。

なるほど、と納得しながら
自分の気持ちを伝えるのがとても苦手だった彼が、自分の気持ちに自分で気付き、それを伝えられた事に成長を感じ、とてもうれしく想いました。

関連記事
新着子育てまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.