子育て情報『「しゃべり方が変」と障害のある息子が蹴り飛ばされた。親の私はどうするべきだったのだろう』

2016年9月29日 11:00

「しゃべり方が変」と障害のある息子が蹴り飛ばされた。親の私はどうするべきだったのだろう


発達障害の息子は喋り方が独特で、友達とのコミュニケーションが苦手だった

「しゃべり方が変」と障害のある息子が蹴り飛ばされた。親の私はどうするべきだったのだろうの画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11038003074

子どもが目の前でいじめられていたら、親はどう関わるべきなのでしょうか?すぐに仲裁に入る方も多いかもしれませんが、私はそうではありませんでした。

6歳の息子は発達障害があり、人との関わり方や喋り方が独特です。幼稚園児なのに、やたら難しい言葉を使い、相手のことはお構いなしに喋り続けます。

「しかしながら、僕はこう思う。なぜならば…」「加えて、この点については…」こんな風に、違和感のある接続詞を頻繁に織り交ぜながら話す息子は、相手の気持ちを想像することが苦手なのです。

人との関わり方もとても独特で、他人とルールを共有する遊び方が苦手です。あくまでも自分本位に遊ぶことを好むため、公園などで他のお子さんと上手く関係を築くことが、なかなかできません。



息子の喋り方をからかう子どもたち。でも、子ども同士のトラブルに私は介入せず…

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子ども同士はこういった、人と違う話し方などの「違和感」にとても敏感です。遊びに連れていくたびに、なんだか変な顔をして息子を見ている子どもがよくいました。

そして、公園によくたむろしている小学生たちが、そんな息子に「変な子だ」と言って、目をつけるようになったのです。彼らは、わざと息子に話しかけ、変わった話し方をする様子をみんなで真似し、てクスクスと笑うようになりました。

また、木の棒などでしつこく突っつくようにもなりました。触覚過敏のある息子は、そのたびに大声をあげ、パニックになります。
それがますます面白かったのか、さらに追いかけまわして突っつくのです。

ここまで様子を見ていたら、すぐに止めに入るお母さん方もいるかもしれませんね。

私が子育てをしながらいつも心に留めていたのは、「子どもの世界には口出しをしない」ことでした。発達障害があろうとなかろうとそれは同じ。

子どもには子どもの人間関係がある、そこにいちいち親が口出しをしては、その子は自立することができない…そう思っていました。

息子が小学生たちに目をつけられていることは、すぐに気付きました。

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