2016年9月25日 11:00
うちの子は「問題児」なの?涙が溢れたフリースクールでの出来事
学校という環境になじむことに必死だった私たち親子
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発達障害のある我が家の息子が不登校になってから、1年が経ちます。
学校に通っていた頃は、親子ともにとにかく「学校」という環境になじむことに必死でした。
私は面談で学校を訪れるたび、医療機関で受けた様々な検査結果を学校へ伝えたり、「担任の先生には何と言えば息子の特性を分かってもらえるのだろうか?」と考えたりと、日々悩んでいました。
息子のほうも、字を書くのが苦手で通級で指導を受けたり、聴覚過敏を軽減するためにイヤーマフを持参したりと、自分を学校という環境に合わせようとがんばっていました。
しかしどうしても、例えば鉛筆を噛んでそのカスが机の周りに散乱してしまうことや、授業中のそわそわとした動き、机をたたいてしまう行動などが抑えられず、私は先生から面談のたびに「周りの子から苦情が来ているので、どうにか止めさせていただけませんか?」と言われていました。
息子は本当に「問題児」なのだろうか?
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しかし、息子の行動の何がどう学校で不都合なのか、すっきりしませんでした。
確かに、他の子どもたちに迷惑をかける行動をしてしまう息子は、学校の中では「問題児」だとみなされるのでしょう。集団の輪を乱すこともあるため、「息子は発達障害である」ということを学校側に伝えて、それを前提とした理解や配慮をしてもらう必要があるのかもしれません。
ですが、少し立ち止まって考えると、それが本当に正しい対応なのか、分からなくなるときがあります。
障害のあるなしにかかわらず、息子は「私の息子」であり、それ以上でもそれ以下でもありません。
それなのに、息子はどうして周囲からこんなにも問題と言われるのか?
「集団の中の息子」だけではなく「個人としての息子」も本当に「問題児」なのだろうか?
家族の中で過ごす彼の様子を見ていると、とてもそうは思えないのです。
息子の「問題行動」を指摘されるたび、私は学校に頭を下げながらも葛藤していました。
ありのままの息子を認めてもらえた、フリースクールでの出来事
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やがて息子は学校に行かなくなり、フリースクールに通うことになりました。