2016年10月24日 11:00
「なんでお兄ちゃんばっかりほめるの…」障害のある息子の陰で、妹が抱えていた気持ち
発達障害のある小5の息子が、自分からお手伝いをしてくれた日
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我が家には発達障害の息子と、定型発達の娘がいます。
小5の息子にはADHD、アスペルガーの診断が出ています。ちょっとしたことですぐにイライラしやすく、手先が不器用なところもあります。
そんな息子が少しでも自分に自信を持てるよう、私はどんなに些細なことでも本人の頑張りを見つけたら褒めるようにしていました。
ある日のこと、我が家の和室に洗濯物が山づみになっていました。これが目に入るといつも、「たたまなきゃ」とストレスの原因になっていました。
ある日、夕食の支度をしようと動き出しながら、ふと和室を見て驚きました。
洗濯物がたたんであったのです。
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驚きつつも、嬉しくてつい聞きました。
私「洗濯物、誰がやってくれたの?」
息子「ボクだよ!」
声をあげたのは息子。これには心底驚きました。
たまに手伝いでやっても、とにかくブーブーと文句を言いながらやっていた息子が、自分からやったんですから。
私「助かるよー!ありがとう!」心の底から出た言葉でした。
その日の夕飯時、息子が嬉しそうに今日の出来事を報告し始め…
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夕飯時に、息子が再度その話を掘り返しました。
「ボクがたたんだの、スゴかったでしょ?!」褒められたい!頑張ったよ!そんな言葉が聞こえてくるような表情です。
息子の成長になればという気持ちもあり、私は再度、助かったことを伝え、たたみ方の話などを持ち出し、本や相談機関から得た方法「より具体的に褒める」を実行しました。それに対し、喜ぶ息子。私も嬉しかった気持ちを「意識して」伝えました。
するとそこへ割り込んで来たのは、夫の一言でした。「そろそろ、そのお話は終わりにしよう。」
この言葉で振り向いた私の目に映ったのは、目に涙をいっぱいためた5歳の娘の姿でした。
すぐに「しまった!!」と思いましたが、時すでに遅し。