2016年10月31日 16:00
無理に熱中しなくていい。 決断は先延ばし、世界を広げることから始めよう。
「何でも出来るけど、何にも興味が無い」そんな中高生時代
編集部:前回、何かに熱中していても「1番じゃなきゃダメ、これじゃなきゃダメ」という気負いはあまりない、とお話を伺いました。現在従事されている義足の開発に関しても同じなのでしょうか。
遠藤:うーん、そうですね。義足に関しては、友人とのエピソードが大きいですし、あの足を作りたいと思って今も研究開発していますが、だからといって「できなかったらどうしよう」ということは思っていなくて。
「ただロボットを作る」ということでも僕はきっと楽しめると思うから「(義足が)できなかったらどうしよう」というのはあまり考えていないです。
編集部:なるほど。
遠藤:なんというか、失敗経験があまりないからかもしれません。もっと丁寧にいうと、人生の中で負け戦をしてきていないんです。学力もスポーツも特別困ってこなかった、ある程度要領よく進んできた方だと思います。
編集部:中高生の中で、「僕はなんでもそこそこできるから、何も興味がないんだよね。」という子ども達にも出会うのですが。
遠藤:ああ、僕も中高生の時はそんな感じだったと思います。
成功体験って楽しいじゃないですか。成功すると嬉しいし、楽しい。
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遠藤:だから、周囲の人から「君はこれが得意だよね」と言われることや、「特別面白くないけど人より出来ること」を伸ばしたり磨いたりするのもいいですけど、やっぱり「自分が楽しいと思えること」を選んだほうがいいと思います。
出来る出来ない、得意不得意という軸ではなく、「自分が楽しいかどうか」を軸に考える。
もちろん楽しいと思えるものは段々変化していくと思いますけど、"今は"それをやる、という事です。そして楽しいと思える取り組みは、長続きすると思います。
最初から志が高くなくていい。「ちょっとGoogleしてみる」ぐらいから始めてみる
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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10172001516
編集部:出来るかできないかではなくて、「自分が楽しいと思うかどうか」なんですね。
遠藤:そうですね。ただ、楽しいことを見つける機会が学校の中には少ないのだろうと思ってます。
編集部:そんなときはどうすればいいのでしょう?
遠藤:それこそ「LITALICOワンダー」