子育て情報『ニュースを読み上げるかのように話す発達障害の息子。そこには彼なりの言葉との格闘が…』

2017年1月26日 11:00

ニュースを読み上げるかのように話す発達障害の息子。そこには彼なりの言葉との格闘が…


発達障害の息子との会話、それは6歳とは思えない話し方で…

ニュースを読み上げるかのように話す発達障害の息子。そこには彼なりの言葉との格闘が…の画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11038003075

私の息子は年齢に不釣り合いな独特の話し方をし、側で聞いている人が思わずギョッとして振り返ります。

それはまるで、公式な文書を順番に読みあげているかのような話し方だからです。

「お母さん、高速道路に侵入する際には落下物に気を付けてね」「僕は○○くんと一緒に遊んだ。しかし、○○くんは僕と一緒に遊ぶことを執拗に拒んだんだ。なぜなら、○○くんは…」

使っている単語も、普通の6歳児のボキャブラリーとはかけ離れています。息子の喋り方は会話調ではなく、文書そのままのような感じなので、大人から聞いていても話の流れが非常に分かりやすいです。

けれども、子ども同士の会話では、ひどく浮いてしまうことになるのです。


なぜ息子はこのような言葉遣いにこだわるのでしょうか。


こんなに難しい言葉、一体どこで覚えてきたの?

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息子が言葉を習得するのは、主に本とニュース番組からです。

バラエティ番組などは「いろんな言葉がうるさくて耐えられない」と言います。息子によると、淡々と一本調子で正しい言葉で読み上げるニュースが1番安心して視聴できるのだそうです。

同様に、本を読むのも安心するようです。そして、崩した表現は苦手です。その結果、「お母さん、高速道路に何か落っこちてるかもしれないから気を付けてね!!」ではなく「高速道路に侵入する際には落下物に気を付けてね」という言葉が、彼の中での「言葉」になるのです。


「正しい言葉」の方が頭に入ってきやすい分、息子は言葉にひどく拘ります。

言葉の成り立ちや用法を、なんとなく覚えることができません。まさに、言葉を「スルーできない」のです。


気になる言葉をすぐ聞いてくる息子にイライラ!もっとスッと会話したいのに…

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言葉を「スルーできない」息子は、大きくなるにつれて耳から聞いた言葉について、納得がいかなくなることが多くなってきました。

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