子育て情報『愛着障害とは? 愛着障害の症状・治療法・愛着を築く方法をご紹介します!』

2017年1月19日 15:17

愛着障害とは? 愛着障害の症状・治療法・愛着を築く方法をご紹介します!

具体例を見てみましょう。

◇反応性アタッチメント障害(反応性愛着障害)
「反応性アタッチメント障害(反応性愛着障害)」の場合、相手が養育者であっても極端に距離をとろうとするために以下のような様子が見られることがあります。

・養育者へ安心や慰めを求めるために抱きついたり、泣きついたりすることがほとんどない
・笑顔が見られず、無表情なことが多い
・他の子どもに興味を示さない、交流しようとしないなど

◇脱抑制型愛着障害
「脱抑制型愛着障害」の場合、養育者に限らず誰に対してもべったりくっついてしまったり、自分に目を向けてほしいがために不注意や乱暴な行為に走るなど、困りごとが生じることがあります。

・ほとんど知らない人に対してもなんのためらいもなく近づく
・知らない大人に抱きつき、慰めを求める
・落ち着きがなく、乱暴など

◇どちらにも見られる態度・素振り
またどちらの愛着障害にも見られることとして、強情・意地っ張り・わがまま、といった態度が挙げられます。「反応性アタッチメント障害(反応性愛着障害)」も「脱抑制型愛着障害」も子どもと養育者との愛着形成が不安定であることによって起こるので、愛着障害の子どもは養育者を頼りにし、甘えることが上手にできません。そのため意地っ張りになってしまったり、極度にわがままになってしまったりすることがあります。

・強情、意地っ張り
・度が過ぎるわがままなど

また、子どもが特定の養育者を安全基地と見なしていないために、子どもの視線や行動に違和感を感じることもあります。

・養育者との別離・再会のときに、養育者に対して視線をそらしながら近づく
・抱っこされている間、全然関係ない方向を見つめている
・見知らぬ場面において、特定の養育者を頼りに(安全基地に)する素振りが見られないなど


愛着障害の原因は?

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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10161005301

愛着障害の原因は、子どもと養育者との間に愛着がうまく形作られないことが大きく関係しています。
具体的には、以下のような原因が挙げられます。

・養育者との死別・離別などで愛着対象がいなくなってしまう
・養育者から虐待やネグレクトを受けるなど、不適切な養育環境で育てられた
・養育者が子どもに対して最低限の世話はするものの、無関心であったり放任したりしていた
・養育者のような立場の大人が複数いて、世話を焼いてくれる人が頻繁に変わってしまっていた
・兄弟差別など、他の子どもと明らかに差別されて育てられた

このように、本来愛着を形成する対象に危害を加えられたり、それによって自分が育った環境が安全でなかったりすると愛着の形成が阻害されてしまいます。

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