2017年6月6日 16:00
頼んだおつかい、3分の1は買い忘れ…母が叱らないのには理由がありました
探しものが苦手だから、時間がかかるし見つからない
なくし物が多く探すことが苦手なADHDの特性を持った息子。
それは十分にわかっていたのですが、お買い物くらいは人並みにして欲しいという親心もあり、小学校4年生からたまに買い物を頼むことにしました。
物の名前や値段を知って欲しいので、わざと「これは知らないだろうな」という物も買い物メモに買い出して頼んでいました。
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見つからなかったら店員さんに聞いてね!とも伝えて送り出すのですが、買い物から帰ってくると「なかったものいっぱいある」と頼んだ物の3分の1の物は買ってきていないことがあります。
メモに書いた物を見落として買ってこないなんてことも毎回です。買い物のヌケが多いのが気になって息子に一つ一つ聞いてみると…。
まず店に着くと商品を探さなきゃ!とテンパっていろいろなことを忘れてしまうということでした。
探すのに時間もかかってくると嫌になって諦めてしまうし面倒くさくなるし、お母さんに事前に言われた売り場や商品の注意事項のことも思い出せないから「もーいーや」となるようでした。
多分、子どもの考えで「よし!売ってなかったことにしよう!」と逃げたこともあるんじゃないかと思います。
息子の特性が分かっているので「これでも頑張ったんだろうな…」とは分かるので完璧にできないことを責めたりはしません。
買い物は市場を学習するための場なので、きちんとできなくて当然なので「まぁいいか」程度に考えることにしていました。
スーパーマーケットのバイトでようやく知った食材の名称。
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中学のときも買い物を頼むとまだまだ買い忘れなどがありましたが、高校2年生のときにバイトしていたラーメン屋が閉店してしまってスーパーマーケットのバイトに変えてからは、少しずつ変わっていきました。
息子の担当はアルコールや飲料水なのですが、他の棚の商品もお客様を案内することがあるため徐々に商品に詳しくなっていったといいます。
市場に流通している食品や日用品にどんな物があるか学んでくれたことが嬉しい!高校生にしてようやくです。それからは息子に買い物を安心して頼めるようになりました。
バイトの休憩中に、「8時から肉が半額だから、イベリコ豚150gだけどいる?買ってくよ」