2017年9月5日 14:00
ADHD息子の母は喜怒哀楽ゼロの「能面女子」だった!?不満をため込み、ついに…
次第に怒りや暴力をあらわにする人を心から軽蔑するようになっていったのですが、私は他者から危害を加えられても怒りの感情よりも恐怖が大きかったので、人に対して腹を立てたりしたことがありませんでした。
「怒り」というものがどんな感情なのか実は理解していなかったのです。
「怒りを表す人はキライ」から、「感情をむきだしにする姿はみっともない」という考えに変わっていったのです。
Upload By かなしろにゃんこ。
喜怒哀楽が激しくADHDがある息子の特徴と真逆の私は、グレーの無表情女子。外から見たら単に「平和主義」の子にみえたかもしれません。しかし実際は不注意が多く親や教師に怒られることが多かったので、内面は悲しみの感情が常に渦巻いていました。
その悲しみを葬り去るために「自分は人には怒らないようにするんだ!」と心に誓っていたのです。
なぜなら相手の怒った顔や残念に感じている姿を見たくなかったのです。
頼まれ事はなんでも断らず引き受けたりするのも、そんな理由です。根っから臆病なのに、常に無理をして頑張っちゃってテンパっていました。自己肯定感を自分で上げないと潰される気がしていたのです。しっかりものを演じていたのです。
ムリしていると次第に自分の感情が今どんななのか分からなくなっていきます、表情も無表情になっていたようで、4年生の頃は友だちから「何考えてるのか分からない。今楽しんでいるのか、悲しいのか分かりにくいから困る」と言われていました。
自分でも分からないから答えようがありません、嬉しいのか?辛いのか?判断できないのです。
そんな小学校生活ではストレスを抱えていても誰にも言えないし我慢するしかありません。
高学年になると夕方に偏頭痛が起こりました。しかし、自分にムリをしていた結果だとは気がついていませんでした。だんだんと自分の心に閉じ込めていた感情のエネルギーが反社会性へと動きだしていきます。私の感情を解放してくれたのは、「ワルい友人」の存在でした。
~続く~
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