2017年8月31日 14:30
コンサータの効果や副作用は?ストラテラとどう違うの?ADHDのある人に処方される薬コンサータを解説!
に取り込まれます。このとき受容体に取り込まれなかったドーパミンは、再利用されるためにドーパミントランスポーターと呼ばれる再取り込み口から神経細胞に戻されます。
しかし、ADHDのある人は、本来ならドーパミン受容体で取り込まれるはずのドーパミンが、再取り込み口から神経細胞に戻されてしまっているのではないかと考えられています。
その結果として神経伝達がうまく機能せず、不注意や多動性といったADHDの特性としてあらわれてしまっているとみられています。
コンサータは、このドーパミンが再取り込みされる働きを抑制して、ドーパミンが受容体にうまく結びつけるように助けることで、ADHDの症状を改善させるのです。
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参考文献:榊原洋一, 高山恵子 / 著 『図解よくわかる大人のADHD[注意欠陥多動性障害・注意欠如多動症]』 2013年ナツメ社 / 刊(37ページ・63ページ)
コンサータの用法・用量
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10186003304
コンサータは錠剤の薬で、18mg、27mg、36mgの3種類があります。子どもも大人も18mgから服用をはじめ、その人の適量となるように必要に応じて増量していくようです。
なお、18歳未満の子どもでは54mg、18歳以上では72mgが服用の上限です。医師が診断のもとで、その人にとって適正な量を処方するので、自分で増量して服用することはできません。
コンサータは1日1回朝に服用します。服用時間が遅くなると夜眠れなくなってしまうことがあるため、午後には服用しないように気をつけましょう。
http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/1179009G1022_1_13/
コンサータ|独立行政法人医薬品医療機器総合機構
コンサータはすぐに効果があらわれます
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10230001672
コンサータは服用しはじめると、1週間以内にその効果があらわれます。服用すると薬効が12時間続き、不注意、多動性、衝動性を改善します。
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参考文献:榊原洋一, 高山恵子 / 著 『図解よくわかる大人のADHD[注意欠陥多動性障害・注意欠如多動症]』 2013年ナツメ社 / 刊
コンサータの効果と安全性を確かめる試験が行われ、その効果と安全性がみとめられています。