2017年9月15日 16:30
ピンチはチャンス!洗濯ができず泣くアスペルガーの娘に、カバーする術を教えたい!
洗濯の手伝いを頼んだら...
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10518000376
ある日、アスペルガー症候群のある中学3年の娘に洗濯を頼む場面がありました。普段は私が洗濯をしているのですが、この日は体調が悪く、娘にお願いすることにしたのです。
掃除や皿洗いは難なくこなす娘ですし、洗濯のしかたは何度も教えたことがありました。
サクッと片づけてくれると思っていたのですが…予想に反し娘は洗濯機の前で立ち尽くしています。どうやら洗濯のやり方をすっかり忘れてしまったようです。
泣きそうな顔で立ちすくむ娘。その口からこぼれた「バカでごめんね」という言葉に、私も辛い気持ちになりました。
とはいえ、1つひとつ教えていかなければ前には進めません。
私が側について教えながら、娘はなんとか洗濯機を回すことができました。
ここまでくればできたも同然だろう。私は娘に、「あとは干しといてね」と頼んでその場を離れたのです。
ところが、それから約6時間後。寝込んでいた私が起きだしてみると、洗濯物はなぜか下着だけ干されており、それ以外はカゴに突っ込まれたまま廊下に放置状態。
「どうして干してないの!?」と娘に言うと「え?だっていつもお手伝いのときは下着しか干してないもん」「下着を干したら終わりだと思ってあとは全部忘れた」との答えが返ってきました。しまいには「こんな娘でごめん」と言い、泣き出してしまいました。
娘は怒られると、声もたてず静かにはらはらと涙をこぼして泣きます。
「どうして怒られたら泣いちゃうの?」と聞くと「怒られたらとても怖い気持ちになるから泣いちゃうの」と言ってました。
そこから見えてきた娘の特性
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11032002379
この洗濯の1件で、以下のような娘の特性が浮かび上がりました。
・手順が複雑なことを覚えることが苦手
・自分の思い込みで作業してしまう
・報告も相談もしない
・何度教えられても自分流のやり方を貫こうとする
・怒られたらいてもたってもいられず泣いてしまう
最後以外は私とそっくりです。
学校に通っていたら、自身の特性もいろいろな場面から見つけることができるかもしれません。