2017年9月21日 16:30
習いごとで失敗だらけの息子が自らスイミングスクールへ!挑戦の前に、親子で交わした約束とは
習いごとには、苦い思い出ばかり
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11021000862
息子の習いごと探しは、私にとっての黒歴史ナンバーワンです。
小さな頃から手が不器用で、身体の動かし方も不器用だった息子。苦手なことだらけの息子の将来を心配するあまり、「発達障害に良い」とか「発達を促す」とか言われる習いごとを、次から次にやらせたことがあります。
しかしどんな習いごとも長続きはしませんでした。さらに悪いことに、息子にとって「習いごと=苦手なことを無理やりさせられる」という認識になってしまい、息子は習いごとに連れて行かれるたびに自信を失っていくという結果になってしまったのです。
やりたくないことをさせられるとき、息子はよく奇声を発したり、その場から逃げ出したりしていました。そのたびに、先生にも周りの父母にも「あちゃ~…」「あの子は毎回大変だよね…」という白い目で見られているのを感じ、いたたまれなくなったものです。
この失敗経験を経て、私は3つのことを心に強く決めました。
1つ目は、「息子が十分に成長して、自分の意思でやりたいと言うまでは、習いごとはさせない」
2つ目は、「苦手なことを克服させるために習いごとをさせることはしない」
3つ目は、「『発達に良い』『発達障害に良い』といった文言に振り回されない」
一生習いごとをやらないことになっても、後悔はしない。もう習いごとに飛びついて、息子を傷つける結果になるのだけは絶対にしたくない…!失敗から学んだ決心は固かったのです。
同級生のお友達がダンスやサッカーを習って楽しそうにしている姿を見ていても、私に焦る気持ちはまったくありませんでした。
初めての息子の「やりたい」
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=28057000721
もう「習いごとは一生やらなくても良い」と考えていた私。
ところが、息子はある日突然「スイミングスクールに通いたい」と言い出したのです。私にとっては青天の霹靂(へきれき)もいいところです。
息子の動機はよく分かりません。学校のプールで顔をつけられず、苦戦したことが悔しかったのかもしれません。
しかし、私は動機よりもむしろ、息子のこんな言葉に注目しました。