2017年12月12日 13:40
他人のイライラで自分がツライ!感情に呑まれやすい私が心に鎧をまとって生きていくには
娘の怒りに、私の心も縛られていて
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アスペルガー症候群の診断を受けている9歳の娘は、幼い頃から身の回りで起きるあらゆることに「怒り」の感情を向けることがあります。
思い描いたとおりにことが進まない、自分の中のこだわりを壊される、モノの配置がいつもと違う、誰かがルールを守らない、など、思い当たることは枚挙にいとまがありません。私も同じ特性を持っていますので、娘の辛い気持ちは痛いほどわかります。
ただ、同じ特性を持っているからこそ、ひっきりなしに起こる娘のかんしゃくの相手をしてゆくことは非常に苦しく、厳しい精神状態に置かれていました。
私には、娘の負の感情がダイレクトにやってくるのです。娘が怒りをあらわした瞬間、私の心はどす黒い怒りの感情に埋め尽くされてしまいます。それは娘の怒りが鎮火するまで続き、私はずっと苦痛な状態を強いられることになるのです。
ただ最近では、アンガーマネジメントの本を娘と一緒に読むなどし解決法を模索したかいもあり、娘も怒りをある程度コントロールできるようになってきました。
それにともなって、私の心が娘の怒りに縛られることも減った昨今だった昨今。私は自分の姉とのやりとりで、衝撃的な事実を知ってしまったのです。
「他人の感情がそのまま入ってきて苦しい」のは私だけ!?
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きっかけは、何気ない姉の一言でした。
「子供の怒りを見過ごすことができなくて、辛そうだね。私は子供が泣こうが怒ろうが、放っておけるから楽だけどな。」
「私も放っておいて自分で解決してくれたらなあと思うんだけど、その間、ずっと私の心も不快な状態が続くのに耐えられなくて。一刻でも早く解決して穏やかな時間を過ごしたいじゃない?」
「え?たとえ子供であっても、他人の感情は他人の感情でしょ?泣いてても怒ってても『泣いてるな』『怒ってるな』『どうしたのかな』とは思うけど、自分の心とは直接関係ないんじゃない?」
私「えええ!?そうなの!?」
私はこのとき初めて、「他人の感情がそのまま入ってくる」ということが、みんながみんな経験していることではないと気づいたのです。