子育て情報『発達障害の僕が、障害をオープンにした就職活動で内定を得るまでの話』

発達障害の僕が、障害をオープンにした就職活動で内定を得るまでの話


難航する仕事選び。障害者雇用枠で、最も多い求人は事務職。けれども…

発達障害の僕が、障害をオープンにした就職活動で内定を得るまでの話の画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10736002422

私は、26歳のときにアスペルガー症候群、ADHDの診断を受け、同時に退職も余儀なくされました。

就職をするまでの学生生活では、表面上のコミュニケーションや、日常生活、勉強という面では、これといった支障はなく、自分が発達障害であることにも気づいていませんでした。しかし、社会人になってから対人関係の困り事などが表出し、行く先々で、「常識がない」「もう少し場をわきまえろ」と言われてきました。

そして発達障害の診断を受けた後、そのことを職場にカミングアウトしたのですが、残念ながら退職せざるを得ない状況に追い込まれてしまったのです。

それからは就労移行支援事業所に通うことになり、支援員の方の手を借りながら障害者雇用枠での就職活動を進め、内定を獲得することができました。就労移行支援事業所は障害がある人の就労をサポートする機関で、職業訓練や職場探し、職場への定着支援など、さまざまな支援を受けることができます。


しかし、その道のりは一本道というわけではなく、壁に直面したり、どうすればいいかわからないことも少なくありませんでした。

特に悩んだのは、自分の特性と仕事の性質の兼ね合いです。

障害者雇用枠のおよそ半分以上は事務職と言われれており、一般事務や経理、総務、人事などの職種で就職する場合が多いそうです。

しかし、私は何か目新しさがないと注意や集中力を持続することができません。

例えばExcelなどで売上伝票などを作成する際に、売上金などのデータ入力が必須になってきますが、ミスしないよう慎重に作業しているとスピードが他の人に比べて明らかに遅くなってしまうのです。するとそれが焦りに繋がり悪循環に陥ります。結果として、雑な仕上がりとなってしまったり、思いもしないようなミスをしてしまうのです。


「働く」という字は、人と一緒に動くと書く。
でも自分はコミュニケーションが苦手…

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また、空気が読めない、他人の気持ちに配慮した言動が難しいなどの特徴から、仕事上での困難に直面することも少なくありませんでした。

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