2018年1月27日 11:00
拡張現実(AR)で療育!?自閉症スペクトラムの人がソーシャルスキル獲得に使えるメガネがスゴイ!
意外と身近?拡張現実(AR)とは
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10272005291
発達障害のある子どもたちの療育シーンを覗いてみると、いろいろな遊びやゲームを活用していることが分かります。わが家の息子の療育でも、半分はお勉強感覚、半分はゲーム感覚というプログラムがよく見受けられました。
課題に遊びやゲームを取り入れることによって、子どものモチベーションがアップすることはなじみのある話だと思います。
さて海外では、発達障害の子どもたちの療育において、「課題をゲーム化」することに加え、 拡張現実(AR:Augmented Reality) の技術を使ってソーシャルスキルトレーニングを行うことのできるメガネが開発されました。
拡張現実(AR)と言っても、ピンとこない方もいるかもしれません。拡張現実とは、私たちが実際に見えている世界に、さまざまな画像や映像を重ねて表示する技術などを指す言葉としてよく用いられます。
身近な例では、最近流行した「ポケモンGO」があります。スマートフォンの先に見えている現実の景色の中に、ポケモンのキャラクターなどが重なって表示され、あたかも私たちが生きている世界の中にキャラクターたちが存在しているかのように見えます。
さて、拡張現実(AR)を使ったメガネで、どうやって療育を行うのでしょうか。
スマートグラスによるソーシャルスキルトレーニング
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10132110868
このような拡張現実の世界を見せてくれる特殊なメガネを「スマートグラス」と言います。通常のメガネのレンズにあたる部分には透明なティスプレイがあり、現実の世界に重ねて、表示される内容を見ることができます。
このスマートグラスを、自閉症スペクトラムの子ども向けの支援に使うことを見出したのがアメリカのBrain Power社とAffectiva社です。
https://www.affectiva.com/success-story/brain-power/
AUTISM SUPPORT (訳:自閉症者の支援)
この取り組みで使われたのは"Google Glass"(グーグルグラス)